SYMPOSIUM

  • 日印交流プラットフォーム構築プログラム
    Japan India Exchange Platform Program
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上記4大学によるパネルディスカッション

講演レポート

パネルディスカッションでは、モデレータの北陸先端科学技術大学院大学・永井教授のもと、すべての登壇者が一堂に会し、日本にインドからの留学生を受け入れ、日本からも学生や研究者を送り出すためのアイデアについて議論しました。

IITKのBiswas教授からは、既存の様々なコラボレーションを深め、関心を持った他の機関も巻き込んで連携を強めていくことの重要性が指摘されました。双方の大学それぞれの強い分野で協力し合って共同研究することが、ジョイントディグリーやダブルディグリーのプログラム等新たな連携につながっていくという指摘がありました。

新潟大学のSatish教授からは、インドの学生が、欧米へ行く選択肢もある中で日本を選ぶきっかけ、日本の良いところを知ってもらう機会をできるだけ早く設けることが必要であるとの発言がありました。また、修了後は日本で研究者として働いたり企業で働いたりすることを可能とする出口戦略も必要であるとの指摘がありました。

横浜国立大学の鈴木名誉教授からは、日印の各大学の専門分野をつなげるネットワークのハブを作ることが重要であるとの指摘がありました。潜在的には多くの日印の研究者間で交流があるが、それが表には見えないという課題があるため、研究者間の交流を見つけ出し、ハブに参加してもらい、連携を深めることが成果につながるとの発言がありました。

岐阜大学の小山教授からは、インドの人々と会うことが大変重要であるとの指摘がありました。インド工科大学へ行くと学生の優秀さに驚く日本の企業関係者が多く、インド工科大学の学生が日本へ来ると、自国との違いに驚きその体験を持ち帰ってくれるので、日印で交流する機会を維持したいとの発言がありました。

関西国際大学の芦沢教授からは、自学ではインドの研究者にもベンチャーエコシステムのカリキュラムに参加してもらい、英語圏、欧米圏のケーススタディが多かったエコモデルにアジア太平洋地域のケーススタディとエコモデルを作り、若い世代の起業家育成支援を行いたいとの発言がありました。