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拠点概要

未来を拓く物理科学結集教育研究拠点

 

専攻等名:
理学系研究科物理学専攻、天文学専攻、原子核科学研究センター
ビッグバン宇宙国際研究センター、天文学教育研究センター
工学系研究科物理工学専攻、マテリアル工学専攻
量子相エレクトロニクス研究センター
新領域創成科学研究科物質系専攻
宇宙線研究所、物性研究所、生産技術研究所
先端科学技術研究センター、素粒子物理国際研究センター、低温センター
数物連携宇宙研究機構
リーダー:
樽茶 清悟 教授 (工学系研究科物理工学専攻)

 物理学は、自然現象の根源を探求する学問であり、新技術を開拓し新産業を創出する上で根幹となる知と技の源泉です。素粒子から生命体を含む無数の物質群、宇宙に至る多様な世界での現象の本質を抽出し、それを未解明の問題に応用展開する長い歴史の上に、物理学は築かれてきました。

 

 相対論、量子力学によって、20世紀には基本的な問題はすべて解決したと思われがちですが、実は違います。物理の理論、実験の進展とともに未知の世界が見えてきて、物理学が挑戦すべき多くの課題が生まれつつあるのが現状です。例えば、この宇宙に存在する物質・エネルギーのうち、我々が現在認識できているのは高々10%に過ぎないこと、20世紀終盤に発見された高温超伝導のメカニズムを解明できていないこと等が挙げられます。一方、「物理の技」の面では、驚くべき発展がみられます。あの不思議な量子力学の世界を、レーザー光技術、固体ナノテクノロジーを駆使して、情報処理・コンピューターに利用することが現実になりつつあります。光技術は時間計測の精度を飛躍的に向上させ、プランク定数や電荷素量といった「物理定数」が真の定数なのかを検証することが可能になってきました。また遷移金属酸化物に代表される強相関電子系は、近い将来、高性能電子デバイスとして実用化されるでしょう。

 

  本拠点に結集した物理学関連5専攻および多数の研究所、研究センターは、教員350名、博士課程学生400名という、傑出した数と質の研究者群を擁して世界の研究をリードし、広く基礎学術分野から産業界まで、優れた人材を輩出してきました。本拠点では、5つの中核テーマからなる「融合先端物理プログラム」と、萌芽的研究を目指す「グローバルCOEラボ」によって、研究者の連携をはかり、研究のさらなる深化と展開を目指します。また、海外研究拠点や先端企業への「キャンパス外派遣」など、異なる研究現場の体験を奨励し、徹底した国際交流とキャリアパスの積極的な開拓を通じて、若手研究者の「発想の次元の拡大」を促すことにより、「基礎科学の礎としての物理学の深化と展開を担う人材」、「グローバル社会を先導する物理人材」、「産業の変革と創造を担う物理人材」の育成を目指します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

強相関物質科学拡大


極限量子物理 拡大


先端フォトン科学 拡大


計算物理 拡大

樽茶 清悟(たるちゃ せいご)

1978年東京大学大学院工学系研究科修士課程修了。
86年同大学院学位取得。博士(工学)。
78年NTT基礎研究所。98年東京大学大学院理学系研究科
物理教室教授を経て2005年より現職。