「SIGN研究」等の臨床研究に関する厳重注意について記者発表

「SIGN研究」等の臨床研究に関する厳重注意について |
この度、濱田純一総長により教員懲戒委員会の判断を踏まえて、平成27年2月5日付けで血液・腫瘍内科黒川峰夫教授に文書による厳重注意が行われました。
また、同科元講師にも在職者相当の同様の措置がありました。
【黒川峰夫教授のコメント】
「SIGN研究等の研究代表者として、臨床研究の透明性や信頼性の確保、利益相反の対応を適切に実施すべきであったと深く反省し、今後は再発防止策に則り、信頼性と透明性を確保した臨床研究の遂行に努めていきたい。」
【門脇孝病院長のコメント】
「今回の臨床研究ルール逸脱に関しては、当院における臨床研究に関する当時の体制に不備な点があったことに鑑み、これまで行ってきた再発防止策の更なる徹底を図りたい。」
黒川教授は、この度の反省に基づいて、給与の10分の1を3ヶ月自主的に返納したい。
門脇病院長は、自らを戒めつつ再発防止策の徹底を図りたいと考え、給与の10分の1を1ヶ月自主的に返納したいと申し出ました。
当院は、この度の件を真摯に受け止めて、より一層臨床研究のガバナンスの改善に努め、信頼性と透明性を高めた臨床研究を推進していく所存です。
平成27年2月13日
東京大学医学部附属病院
【 参 考 】
東京大学医学部附属病院における臨床研究倫理に関する取り組み