第1条　この規則は、東京大学総合図書館規則第12条の規定に基づき、総合図書館(以下「本館」という。)の利用について、同規則に定めるもののほか必要な事項を定めることを目的とする。

第2条　本館の開館時間は、次のとおりとする。

第3条　本館を利用するには、所定の手続きを経て、利用証、入館証又は当日利用票の交付を受けるものとし、次の各号に掲げる事項を遵守しなければならない。

第4条　利用者は、本館の図書その他の資料(以下「図書館資料」という。)を館内で閲覧することができる。ただし、図書館資料のうち、貴重図書については、所定の場所で閲覧しなければならない。

第5条　本館の書庫に入庫することができる者は、次の各号に掲げる者とする。

第6条　館長は、次に掲げる図書館資料については、その利用を制限することができる。

第7条　貴重図書を利用できる者は、東京大学総合図書館規則第11条に定める者とする。

第8条　館長は、次の各号に掲げる利用者に、本館の図書館資料の館外貸出を許可することができる。

第9条　館長は、特に必要と認めたときは、利用者に対して貸出中の図書館資料の返納を求めることができる。

第10条　利用者は、第8条の規定により館長が館外貸出を許可した図書館資料を他の人に転貸してはならない。

第11条　本館の図書館資料の複写又は撮影の手続等については、別に定める。

第12条　利用者は、研究、教育又は学習上必要があるときは、参考となる情報の提供又は関係図書館資料の調査について、本館に依頼することができる。

第13条　本学の教員、職員、学生等が本学以外の図書館等の所蔵する資料を研究、教育又は学習上の必要から利用する際の手続については、別に定める。

第14条　本館は、本学以外の図書館等から、本館の図書館資料の貸出又は複写の申込みがあった場合は、本学の利用に支障のない限りこれに応じるものとする。

第15条　館長は、本館の図書館資料のうち公文書等の管理に関する法律第2条第5項第3号に該当するものであって、独立行政法人等の保有する情報の公開に関する法律第5条第1号及び第2号に掲げる情報が記録されていると認められる図書館資料を所蔵する場合は、当該図書館資料について、東京大学の保有個人情報の適切な管理のための措置に関する規則に準じ、必要な措置を講じる。

第16条　館長は、この規則に違反し、又は本館職員の指示に従わない者に対して、本館の利用を停止し、又は退館を命ずることができる。

第17条　利用者は、利用中の本館の図書館資料又は設備・備品等を故意又は重大な過失により亡失し、又は損傷した場合は、その損害を賠償しなければならない。

第18条　この規則に定めるもののほか、この規則の実施に関し必要な事項は、館長が別に細則で定める。