UTokyo/Society


"UTokyo/Society"
社会に繋がる東京大学の姿を描くこと、それがこの映像の基本的なコンセプトです。
画面の左側に東京大学が、右側に社会の風景が配置されていることに気づきましたか?1つの画面の中に、キャンパスや実験室の多様な風景と、東京の町や社会の営みを対比することで、東京大学での卓越した「知」の営みが社会に繋がり、貢献する様子を映像で表現しました。
もう1つ特徴的なのは、「映像」と「音」の調和です。全編を通じて時を刻む時報が流れています。朝から夜にかけての1日の時間の経過に、小さなものから大きなものへ変化していく世界の様子が重ね合わさり、それぞれの風景の音が溶け込んでメロディが織りなされます。ナレーションを使わずに「映像」と「音」で構成することにより、言語の壁を越えて全世界へ届けられるようにしました。
各カットの詳細
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タイム | イメージ | イメージ説明 | 概要 |
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<左>安田講堂の時計 <右>目覚まし時計 |
午前7時(朝) |
00:05 | ![]() |
<左>東大生のノート <右>子供のノート |
東大生のノートと子供のノートが、画面をまたいだ手の動きによって、社会とのつながりを緩やかに表現 |
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<左>ヒト胎児発達シミュレーション(情報理工学系研究科 國吉康夫 教授) <右>妊婦 |
胎児発達に関する研究は、ヒト知能発生の仕組みの解明と、発達障害の新たな理解を目指す |
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<左>「本郷絵図」(江戸時代)(史料編纂所) <右>スクランブル交差点 |
過去と現在の対比 |
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<左>江戸時代の史料(奈良絵本「玉藻前」)(史料編纂所) <右>メッセージ受信画面 |
過去と現在の対比 |
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<左>細胞による折紙(生産技術研究所 竹内昌治教授) <右>折紙 |
視覚的な類似性 |
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<左>ドローン(本郷飛行機株式会社) <右>ウグイス |
視覚的な類似性 |
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<左>水陸両用ロボット(工学系研究科 淺間一教授、山下淳准教授、藤井浩光特任助教) <右>ロボットカメラの収録映像 |
― |
00:24 | ![]() |
<左>水陸両用ロボット <右>水たまりを踏んで歩いていく子供 |
人間が踏み入ることのできない環境でも活躍するロボットを動きの類似で表現 |
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<左>駒場キャンパスの時計 <右>街中の時計 |
午前7時15分(時間の経過を表現) |
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<左>赤ちゃん学(総合文化研究科 開 一夫 教授) <右>楽しく走っている子供のイメージ |
赤ちゃん学が、子供の成長とつながっているイメージ |
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<左>ヒューマノイドロボット(情報理工学系研究科 稲葉 雅幸 教授) <右>少年の眼差し |
ヒューマノイドタイプのロボットの研究は、人間の研究でもあるため、ロボットと人間の対比 BGM:読経(人文社会系研究科 蓑輪顕量教授) |
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<左>学生らしき人物の主観の映像から始まり赤門で左右の絵が同じになる <右>小学生らしき人物の主観の映像から赤門 |
別々の主観の映像が赤門で交わり、1つの像を結ぶことで、東大が学問をするだけでなく、社会とつながった場であることを表現 |
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<左>東大ハチ公と上野英三郎博士像 <右>犬と少女 |
人間と動物との結び付きを表す上野先生とハチ公の精神が、現代に受け継がれているイメージ |
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<左>渋滞学の実験(先端科学技術研究センター 西成 活裕 教授 ) <右>道路を走る車・俯瞰 |
渋滞現象のメカニズムの研究と実際に渋滞する車の対比 |
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<左>東京大学総合研究博物館JPタワー学術文化総合ミュージアム「インターメディアテク」 <右>渋谷の街 |
過去と現在の対比 |
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<左>美しい義足プロジェクト(大学院情報学環/生産技術研究所 山中俊治教授) <右>義足をつけたアスリート |
美しい義足がパラリンピックの選手に実際に活用されている様子 |
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2つの視点で始まり、安田講堂で1つの像を結ぶ | ― |
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<左>PEAKの授業 <右>東京大学のキャンパスでの昼食風景 |
学生生活のオンとオフ |
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<左>合田研究室の様子 <右>東京大学のキャンパスでの昼食風景 |
学生生活のオンとオフ |
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<左>手術ロボット(工学系研究科 光石・杉田研) <右>人形浄瑠璃文楽 |
手術ロボットの精密で器用なマニピュレーションと日本伝統芸能の動きの繊細さのリンク |
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<左>江戸時代の絵巻(「たはらかさね耕作絵巻」)(史料編纂所) <右>東京大学の学生が論文を書いているパソコン画面 |
古来のものと現代のものが等価値で存在している東京大学の多様性 |
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<左>安田講堂前の銀杏並木 <右>根津神社の鳥居 |
ウォークスルーによる視覚的類似性及び歴史 |
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<左>駒場キャンパスの時計 <右>街中の時計 |
午後3時25分過ぎ(時間の経過を表現) |
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<左>点滴を刺す際の血管の位置がわかる仮想超音波プローブシステム(医学系研究科 真田 弘美 教授) <右>点滴をうける手元 |
看護学と分子生物学、工学の融合による看護理工学研究が臨床の看護にイノベーションを起こす |
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<左>自己浮上式海底地震計による地震研究(地震研究所) <右>海側から見た静かな東京湾のイメージ |
日本の地域的特色から発展した地震研究が、東京の災害対策に反映されているイメージ |
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<左>デジタルファブリケーションを用いたパビリオン(工学系研究科 小渕 祐介 准教授) <右>街が作られていく建設現場 |
実際の建築現場へと活用されるイメージ |
01:16 | ![]() |
<左>導電性インクペン(情報理工学系研究科 川原 圭博 准教授) <右>夕方から夜になり、街に明かりが灯る |
街に明かりが灯る |
01:20 | ![]() |
<左>Kavli IPMU研究棟 <右>東京のビル群 |
夜を表現 |
01:21 | ![]() |
<左>時計(駒場キャンパス) <右>時計(街中) |
午後7時20分過ぎ(時間の経過を表現) |
01:24 | ![]() |
<左>ソーシャルネットワークサービス(SNS)における情報拡散の大規模可視化(生産技術研究所 豊田 正史 准教授、国立情報学研究所所長/生産技術研究所 喜連川 優 教授) <右>SNS を見る、たくさんの手元 |
SNSにおける情報拡散の可視化とSNSを見る人の手元 |
01:28 | ![]() |
<左>細胞スキャナー(理学系研究科 合田 圭介 教授) <右>医療のイメージ |
実際の医療現場につながっているイメージ |
01:32 | ![]() |
視触覚クローン(HaptoClone)(新領域創成科学研究科 篠田・牧野研究室) | HaptoCloneは,離れて配置された左右のブース内の物体を,それぞれもう一方のブースに3次元立体像として再構成し,超音波を介してそれに触わることのできる装置 |
01:35 | ![]() |
<左>生産技術研究所 竹内研究室 <右>科学者の真剣な目元 |
― |
01:36 | ![]() |
<左>折紙の工学応用(総合文化研究科 舘知 宏 助教) <右>折紙研究を応用した建築構造物デザイン案 |
折紙の研究を巨大構造物の構造に活用するためのシミュレーション |
01:38 | ![]() |
<左>梶田 隆章 教授(2015年ノーベル物理学賞受賞) <右>スーパーカミオカンデ |
― |
01:39 | ![]() |
<左>梶田 隆章 教授 <右>小柴 昌俊 特別栄誉教授(2002年ノーベル物理学賞受賞/1951年東京大学理学部卒) |
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01:39 | ![]() |
<左>梶田 隆章 教授 <右>根岸 英一 名誉博士(2010年ノーベル化学賞受賞/1958年東京大学工学部卒) |
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01:40 | ![]() |
<左>梶田 隆章 教授 <右>大隅 良典 東京工業大学栄誉教授(2016年ノーベル生理学・医学賞受賞/1967年東京大学教養学部卒) |
― |
01:40 | ![]() |
<左>スーパーカミオカンデの光電子増倍管 <右>目のクロースアップ |
スーパーカミオカンデのセンサーを目で表現するだけでなく、目を見開くアクションにより、スーパーカミオカンデによる新しい発見を社会と共有するイメージ |
01:42 | ![]() |
<左>ファーストスター (理学系研究科/Kavli IPMU 吉田 直紀 教授) <右>天地儀 国文学研究資料館 |
宇宙最初の星(左)と初期の天文学(右)の対比 |
01:43 | ![]() |
― | 午後8時20分(時間の経過を表現するとともに、東京大学ビジョン2020ともかけている) |
01:44 | ![]() |
<左>Kavli IPMU ティータイム <右>Kavli IPMU 論文 |
ティータイムでの議論を契機として天文学者と物理学者、数学者の連携により得られた論文成果 |
01:45 | ![]() |
<左>Kavli IPMU黒板 <右>宇宙のイメージ |
数式と宇宙のイメージの対比 |
01:49 | ![]() |
知を探求し続ける本学学生 | ― |
01:49 | ![]() |
知を探求し続ける本学学生 | ― |
01:50 | ![]() |
知を探求し続ける本学学生 | ― |
01:52 | ![]() |
再び朝になる | ― |
01:55 | ![]() |
最初のノートに戻り、ページをめくると、白紙のページが現れる。そこに、新しく何かを書き始める。 | ノートとペンの単音に戻り、個々の研究の多様な積み重ねが、東京大学の卓越性を支えているということに立ち返る |
制作:(株)ロボット、上田大樹監督、東京大学広報戦略本部、国際本部、総合研究博物館