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東京大学駒場博物館 特別展 『境界を引く⇔越える』 顕微鏡絵画ワークショップを通して共に生きる社会における科学・技術について考えるIHS教育プロジェクト3「科学技術と共生社会」の成果展

掲載日:2015年4月13日

基本情報

区分 展示
対象者 社会人・一般 / 在学生 / 小学生 / 中学生 / 高校生 / 大学生
開催日(開催期間) 2015年4月25日 10時 — 2015年6月28日 18時
開催場所 駒場地区
会場 東京大学大学院総合文化研究科・教養学部・駒場博物館
参加費 無料
申込方法 事前申込不要
お問い合わせ先 東京大学大学院博士課程教育リーディングプログラム
「多文化共生・統合人間学プログラム(IHS)」教育プロジェクト3「科学技術と共生社会」
project3 @ ihs.c.u-tokyo.ac.jp

駒場博物館特別展「境界を引く⇔ 越える」は、本学大学院博士課程教育リーディングプログラム「多文化共生・統合人間学プログラム(IHS)」教育プロジェクト3「科学技術と共生社会」で 主催した「顕微鏡絵画ワークショップ」の成果を中心としながら、多様な人々が共に生きる社会における科学技術のあり方を、ご来場の皆様と共に考えることを 目指す思索展です。

顕微鏡は、物質を、それがおかれていたはずの混沌とした環境から掬い出し、1個の形あるものとして捉えることを可能にします。レンズと鏡の精巧な組み合わ せによって、見えるものと見えないものとの間に「境界」が引かれるのです。この顕微鏡のはたらきが、ミクロな生命現象を対象とする近代以降の生命科学の発 展を可能にしてきました。

画家の池平徹兵氏をインストラクターに迎え、昨年度開催した「顕微鏡絵画ワークショップ」では、顕微鏡から生み出された画像を、様々な事象について不鮮明 であった「境界」が科学の発展に伴って明確にされてきたことを象徴するメタファーとして捉えています。そして、多様な身体を持つ人々が、顕微鏡画像を共に 見て、描き、1つの作品を作るという営み全体を通して、健康と病気、健常と障害、男女など、人の間に引かれた様々な「境界」を、再び混沌とした環境におい て問い直そうとする営為を表現しています。

会場では、この他に、顕微鏡の捉える生命の世界を表現する作品を展示すると共に、IHSプロジェクト3で昨年度行った様々な活動を紹介しています。ぜひご 高覧下さい。また顕微鏡絵画ワークショップを含む、作品製作にも是非ご参加下さいませ。(ワークショップの開催日時は下記ウェブサイトをご覧下さい。)

本展覧会は、IHSで開講する実験実習III『科学・アート・障がい』の一環としても行われます。学生たちと共に、新たな「境界」を問い直した先にある「科学技術と共生社会」のあり方を考えて頂ければ幸いです。

*期間中の毎週土曜日、関連のトークイベントを開催致します。
詳しくは関連ウェブサイトをご覧下さい。


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