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特別展「知られざる明治期日本画と「一高」の倫理・歴史教育」(総合文化研究科 駒場博物館)

掲載日:2017年10月13日

基本情報

区分 展示
対象者 社会人・一般 / 在学生 / 受験生 / 留学生 / 卒業生 / 企業 / 小学生 / 中学生 / 高校生 / 大学生
開催日(開催期間) 2017年10月14日 — 2017年12月3日
開催場所 駒場地区
会場 目黒区駒場3-8-1
大学院総合文化研究科・教養学部 駒場博物館1階展示室
 
参加費 無料
申込方法 事前申込不要
お問い合わせ先 駒場博物館
03-5454-6139
komabamuseum@adm.c.u-tokyo.ac.jp

東京大学駒場博物館には、本学教養学部の前身である旧制第一高等学校(一高、当時は第一高等中学校)より受け継がれてきた明治期の日本画が30点ほど保管されています。これらのほとんどは、当時の校長木下廣次によって構想された歴史参考室におかれるものとして発注され、開校間もない東京美術学校(現、東京藝術大学)の成立に所縁のある画家たちによって制作されたものです。内容は上代から江戸時代に至る歴史上の重要事件や人物、儀礼、風俗に取材したいわゆる「歴史画」であり、国史および倫理の教材としての役割を担っていたと考えられます。最初の作品が一高に納入されたのは1892(明治25)年、大日本帝国憲法の公布から3年後のことでした。

保存状態が良くなく、長らく公開することが不可能だった「第一高等学校絵画資料」は、本学大学院総合文化研究科と公益財団法人石橋財団の助成により修復され、このたび「知られざる明治期日本画と「一高」の倫理・歴史教育」と題する当館の秋季特別展として公開されることになりました。

美術作品として優れたものであるこれらの絵画は、同時に明治時代の国のかたちと教育の姿を垣間見ることができるものでもあります。それは、文字によって書かれた史料だけでなく、絵画として描かれた美術品も歴史資料としての価値を見いだすことができるということでしょう。本展では「第一高等学校絵画資料」を美術的な観点からだけでなく、教育史的な観点からも考察していきます。

また、本展の記念シンポジウムを12月2日(土)に開催する予定となっております。特別展、シンポジウム共に事前申し込みや入場料は不要です。お誘い合わせの上、是非お気軽にご来館ください。 


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