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特別展示『「複製画」――帝大美術史講座の初期教材』

掲載日:2015年6月22日

基本情報

区分 展示
対象者 社会人・一般 / 在学生 / 受験生 / 留学生 / 卒業生 / 企業 / 小学生 / 中学生 / 高校生 / 大学生
開催日(開催期間) 2015年6月27日 — 2015年7月26日
開催場所 その他学内・学外
会場 インターメディアテク2階 FIRST SIGHT
東京都千代田区丸の内2-7-2 JPタワー/KITTE 2・3F
アクセス:JR東京駅丸の内南口徒歩約1分、東京メトロ丸ノ内線東京駅地下道より直結
参加費 無料
申込方法 事前申込不要
お問い合わせ先 03-5777-8600(ハローダイヤル)

 東京帝国大学文科大学に美術史を研究するための講座として「美学第二講座」が創設されたのは1914(大正3)年2月のことであった。1889(明治22)年に岡倉天心(1863-1913)の主導で創刊された美術研究誌『国華』の主幹を務め、1909(明治42)年から文科大学で日本絵画史を講じていた瀧精一(1873-1945)が初代教授職に就いた。「複製」や「模写」が美術史研究において重要な役割を果たし得ると見た瀧は、美術史講座の基礎固めの一環として、写真版の収集や模写の制作に力を注ぐことになった。明治44年9月に京橋の国華社楼上で開催された「中国画」の展覧会に出品された「原寸大の引延写真」の一部を帝大附属図書館に自ら寄贈したばかりか、国華社の経営母体であった東京朝日新聞社の経営者村山龍平(1850-1933)に働きかけ、「複製画」コレクションの充実を図った。総合研究博物館資料部美術史部門には、当時としては最良のコロタイプ印刷による、村山龍平寄贈品15点、瀧精一寄贈品4点が残されている。掛図の装いからも、「複製画」が当時いかに貴重なものとされていたかが窺われる。

主催:東京大学総合研究博物館





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