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濱田総長の特別授業が附属中等教育学校で行われる

掲載日:2015年3月3日

実施日: 2015年01月09日

1月9日(金)教育学部附属中等教育学校において、濱田純一総長の特別授業『「学ぶ」ということ』が行われ、約300人の生徒、保護者、教員が参加した。
 「『学ぶ』ということの本質的な意味は自分自身を作り出していくことであり、それは一生続くものである。『自分なりに考えてみる』こと自体に学ぶ価値がある。結果も大事だが、考えるプロセスが非常に大切である。それは考えてみる過程で必要な知識を吸収し続けるからである。そして、自分で何かを表現することも学ぶ過程において大切であり、それは自分の理解度を自覚したり、自分の考えを整理することにもつながることになる。また一方で、中・高校生の時代には無理矢理覚えこむような勉強も必要で、そのときにつめこんだ事柄の意味はばらばらでも、その後の知識・経験が増えるとその意味がつながっていく。大学で学ぶ意味は、教養を学ぶことによって幅広い知識を身につけ、物事をいろいろな角度から見ることができ、人間として豊かに成長していくことができるということである。グローバル化とは、単に外国語ができるということではなく、幅広い経験を通して自分と違うものに正面から触れて、自分の持っている可能性が成長することである」などのことを話された。
 常日頃「何のために勉強するのだろう?」という疑問を持っている生徒達にとって、「学ぶ」ことへの意欲の高まる授業であった。また、質疑応答では、本物に触れることの大切さについて話題となり、総長の高校時代の国語の授業に触れながらお話され、そういう授業を受けてみたいとしみじみと思わされる内容であった。

関連URL:http://www.hs.p.u-tokyo.ac.jp/



授業風景

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