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五神総長の特別授業が教育学部附属中等教育学校で行われる

掲載日:2015年12月8日

実施日: 2015年11月27日

 11月27日(金)14時から、教育学部附属中等教育学校において、五神真総長の特別授業「光と物質の新たな出会い~光科学の最前線への招待~」が行われ、生徒、保護者、教員合わせて約350名が参加しました。
 授業は「虹の原理」や「葉っぱが緑に見えるわけ」など、身近な題材を交えて、光の反射、屈折、吸収、分散など、光のさまざまな性質をわかりやすく解説する内容でした。「虹の原理」では、水の屈折率が光の波長によって異なる値を持つという分散現象を、自身が教育実習の題材として扱ったことに触れつつ話しました。「葉っぱが緑に見えるわけ」では、白色光源や分光器、光ファイバーを使った実験装置を使って、葉っぱが光源からの白色光のうち緑色の光だけを反射しているので、緑色に見えることを生徒たちの目の前で実験して見せました。さらに、レーザー光の性質、レーザー光の発振の原理、レーザー光を使った応用などの話があり、中でもレーザー光を使って100nK(絶対温度で0.0000001度)まで冷却できることに生徒達は大変驚いていました。
 総長は、近年のノーベル物理学賞の受賞には、光科学の分野が多くみられることから、未来に向けて目覚ましく進歩している分野であると言います。本授業を通じて、生徒達がこれからの光科学の分野に興味を持ち、探究していくきっかけになれば良いと感じられる内容でした。
 講義後には生徒達から多くの質問があり、総長は時間ぎりぎりまで丁寧に答えていました。

関連URL:http://www.hs.p.u-tokyo.ac.jp/



特別授業を行う五神総長

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