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第11回駒場キャンパス技術発表会開催される

掲載日:2016年1月27日

実施日: 2015年10月14日

 去る10月14日(水)、生産技術研究所総合研究棟・コンベンションホールにて、第11回駒場キャンパス技術発表会が開催され、駒場キャンパスに所属する職員により、多岐にわたる分野の発表が行われた。
 駒場キャンパス技術発表会は平成16年から大学院総合文化研究科・教養学部との合同開催から11年目を迎え、部局内外からの講演者も交えながら人的交流を基軸に歩んできた。そして、更なる交流として工学部・工学系研究科との交流講演、地震研究所とは共同講演を行った。
 今年の発表件数は13件あり、一般口頭発表10件および交流・共同講演3件が行われた。交流講演では工学部・工学系研究科から「中性子ラジオグラフィ実験に用いる遠隔点火装置の開発及び加熱条件の整理」田村政道技術専門員、「クラウド運用におけるネットワークとバックアップの重要性」高橋登技術専門員が発表され、本所試作工場三澤徹技術専門職員が地震研究所と共同で「室戸地殻変動観測所への出張修理報告」の発表を行った。長年の経験に基づいた技術力や様々なノウハウの蓄積に基づいた成果や、コンピュータ環境の新しい流れであるクラウド運用のネットワーク対策など新たな知見も得られ、大変有意義な発表であった。また、共同講演は交流講演が縁で実務にまで発展し、技術協力を行った。「交流」をテーマにした発表会の成果の一つと考える。また、一般口頭発表においても多くの分野の発表がなされ、活発な質疑応答があり、発表者のレベルの高さが示された。
 例年優秀な発表に対して贈られる生研所長賞は矢口光一技術専門職員の「複雑形状部品の再加工」、また大塚日出夫技術専門員の「木摺漆喰塗り天井実験速報」の2件が選ばれた。
 懇親会は本所、教養学部の教職員は勿論の事、外部からも多数の参加者が加わり、大変賑やかで充実した交流ができた。

(第11回駒場キャンパス技術発表会実行委員長 坂巻 隆)

 



発表会風景

質疑応答

生研所長賞授賞式(左から大塚技術専門員、藤井所長、矢口技術専門職員)
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