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平成26年度東京大学地域振興研究会

掲載日:2015年3月5日

実施日: 2014年11月10日

「東京大学地域振興研究会」は、産学連携人材育成プログラム「テクノロジー・リエゾン・フェロー(TLF)研修」(自治体職員派遣研修)の修了生と学内教職員で構成する会員組織です。毎秋、年次研究会を催しており、今年度は11月10日「ジャパン・クオリティ-地域からの発信-」をテーマとして、伊藤国際学術研究センターで開催しました。当日は40近くの地方自治体と関連団体・企業、及び本学内から約70名が参加され、活気に満ちた会合となりました。
今年は、ポスターセッションによる学内の研究成果の紹介を行いました。「ジャパン・クオリティ」を構成する技術や社会システムに関する若手研究者の発表に多くの来場者が集まり、熱気のある意見交換が行われました。
その後、講演3題とパネルディスカッションを行いました。前半の講演では、最初にクールジャパン機構の湯下健一広報戦略部長から「地方発世界に!クールジャパン機構は取組む地方企業の海外展開」のお話があり、続いてTLF研修修了生の弘前大学医学研究科の村下公一教授から「健康長寿社会へのイノベーションモデルの発信」、同じく修了生の宮崎県フードビジネス推進課の黒木史仁主査から「食と健康の王国 みやざきづくり」と題し、それぞれ青森県と宮崎県における取組が紹介されました。
後半のパネルディスカッションでは「地域から世界への発信」をテーマとして、ご講演者と本学人工物工学研究センターの原辰徳准教授、大学院情報理工学系研究科の谷川智洋講師の5名のパネリストが登壇され、訪日観光者への地域情報発信、海外での地域発信戦略、まちづくり政策との関連等の地域課題について討論しました。本年度TLF研修生の発表、会場からの質疑を交え、活発な議論が展開されました。
日本の特徴的な技術・文化への注目が増す中、各地域で世界にむけた文化発信や産業革新が進んでいることが実感されるとともに、その中で産学公民連携の必要性と可能性の大きさを共有できた研究会でした。
 



ポスターセッション

講演

パネルディスカッション
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