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「第14回東京大学ホームカミングデイ」開催報告

掲載日:2015年10月23日

実施日: 2015年10月17日

10月17日土曜日、第14回東京大学ホームカミングデイが開催されました。

特別フォーラムは今年90周年を迎えた安田講堂がテーマでした。
「安田講堂の90年~生まれ変わったシンボル、時代の歩みとともに~」と題し、モデレータの陣内秀信氏、パネリストの藤井恵介氏、吉見俊哉氏、千葉学氏の4名が熱く語りました。

また特別フォーラムの冒頭には、ノーベル物理学賞を受賞された梶田隆章先生が紹介され、安田講堂につめかけた卒業生、一般来場者に向けてご挨拶がありました。
「スーパーカミオカンデでは約120人のスタッフが国際共同研究を行っています。主力は日本・アメリカですが、東京大学はホスト研究機関として研究を引っ張ってきました。現場で日夜研究を続けるのは、若い大学院の学生や若い研究者、スタッフです。非常に優秀な東京大学の若い力を結集してこのような受賞の仕事ができたと思います。
スーパーカミオカンデは地下1000メートル、直径40メートル、高さ40メートルの巨大な水槽を作り、そこに1万本以上の光センサーをとりつけ、超純水を満たす複雑な観測装置です。研究者が頑張ってもできるわけではなく、東京大学の総合力があったからこそ実現できたものです。この場で東京大学のさまざまな皆様に感謝をのべたいと思います。どうもありがとうございました。」
梶田先生の突然の登場に、講堂内はわれんばかりの拍手でした。

安田講堂自由見学は、滅多に入る機会がない講堂を見ようと大勢の方々が列をなしました。
また初のイベントである「安田講堂音楽祭」は、音楽団体卒業生と在学生とのコラボ企画。最後のプログラム、合同演奏では「大空と」「ただ一つ」を会場内がひとつになり声高らかに斉唱しました。

五神真総長は、卒業20周年、30周年、35周年、40周年、45周年の学年会全てに参加し、「総長の構想しているビジョンの一つである『知の協創の世界拠点』構築には、産学官民からの参画を得て進めることが肝要であり、その中でも様々な世代の卒業生が主要なパートナーであると考えている。今後とも大学の取り組みに協力、ご支援ください」と挨拶。直接総長のメッセージを聞いた卒業生たちは、拍手で応えました。

その他にも模擬店、屋外パフォーマンス、協賛メーカーによるフリードリンク配布などの「銀杏並木フェスタ」、各部局主催の講演会などキャンパス内では多彩なイベントが催され、世代を超えた交流、親睦が行われました。

2016年のホームカミングデイは10月15日、土曜日を予定しています。

関連URL:http://www.alumni.u-tokyo.ac.jp/



銀杏並木フェスタ

特別フォーラムの様子

挨拶を終えた梶田隆章教授
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