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平成27年度東京大学地域振興研究会

掲載日:2015年11月26日

実施日: 2015年11月06日

「東京大学地域振興研究会」は、産学連携人材育成プログラム「テクノロジー・リエゾン・フェロー(TLF)研修」(自治体職員派遣研修)の修了生と学内教職員で構成する会員組織です。毎秋、年次研究会を催しており、今年度は11月6日「地域シーズの発掘とその推進への人づくり」をテーマとして、ダイワユビキタス学術研究館で開催しました。
初の試みとして、一般社団法人コラボ産学官の主催する「産金学官連携による大学発シーズ事業化」に関するシンポジウムとの共同開催としました。双方が持つ情報を交換し、より幅広い参加者との交流を図るもので、当日は約50の行政機関、企業(信用金庫等)、大学から90名余りの参加者が集いました。
第一部はコラボ産学官が中心となり、川崎市で進められている中小企業支援、コラボ産学官が進める地域シーズ活用に関する取組事例が紹介されました。
第二部は本学地域振興研究会が中心となり、「地域シーズ活用への人づくり:連携の要となる人材の育成にむけて」をテーマに開催しました。その中で地域振興・連携創出にむけた人材育成事業のモデルとしてTLF研修を取り上げ、パネルディスカッションを行いました。TLF研修修了生の茨城県農地整備課の高野佳樹課長補佐、公益財団法人文京アカデミーの有賀俊主任、公益財団法人しまね産業振興財団の安田征司グループリーダーが登壇され、研修後に携わった産学官公連携実務と、その中で感じた研修効果について各自発表の後、連携創出にむけて重要な視点などについて討論しました。
登壇された3方とも地域シーズの活用にむけた道筋を見極め、その達成に必要なネットワークを俯瞰できる視野と熱意を持って活動されていることが伝わり、連携づくりを推進する人材の育成を考える上で参考となる議論でした。さらに、会場からの質疑も交え、活発な意見交換の場となりました。
 



会場風景

パネルディスカッション

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