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平成28年度「東京大学安全の日」講演会 開催

掲載日:2016年7月13日

実施日: 2016年07月05日

7月5日(火)医学部教育研究棟内、鉄門記念講堂において、「セイフティとセキュリティ」をテーマとして平成28年度「東京大学安全の日」講演会が開催されました。

大学院農学生命科学研究科のリサーチフェローが、八丈島にて潜水作業中に亡くなる事故が発生してから11年が経ちました。本学では事故の発生した7月4日を安全の日と定め、事故の記憶を風化させることなく、教育研究活動における安全衛生の向上、事故災害の発生防止、安全意識の向上、安全文化の定着に取り組むことを改めて決意する日とし、この時期に講演会を開催しています。

五神真総長による挨拶では、先端研究を行う上で、研究者のセイフティ確保のみならず、社会の信頼に応えるためセキュリティの確保にも配慮が必要である旨、改めて強調されました。
講演会の第一部では、警視庁警務部理事官である奥村徹氏より「危機対応と未然防止対策―大学におけるCBRNE対策上のセキュリティとセイフティを如何に確保するか」と題して、過去に起きたCBRNE災害や事件の紹介も交えながら、大学において求められる安全管理体制や対策についてお話しいただきました。
第二部では、「化学物質の発火・爆発危険」というテーマで、産業技術総合研究所 上級主任研究員の松永猛裕氏より、貴重な映像を交えながら、身近な物質の爆発可能性や突然の爆発事故を防ぐ取り組み等についてご講演いただきました。また、本学環境安全本部の大久保靖司教授より「東京大学の事故災害の現状と対策」というテーマで、大学における安全衛生体制や事故の現状について、お話をさせていただきました。

本年は、例年より多く、学内外から約280名の参加をいただきました。ご来場ありがとうございました。
 



五神総長による挨拶

第一部 奥村氏による講演に聴き入る聴衆

第二部前半 松永氏による講演
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