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東京大学学生チーム、日本で初めてエアバス社Fly Your Ideasコンテストベスト5に入賞

掲載日:2015年6月8日

実施日: 2015年05月27日

東京大学大学院工学系研究科 航空宇宙工学専攻修士2年の宮谷聡、工学部 システム創成学科4年の中村友哉、上西智、スクリット・ウィナヤウェーキン、及び新領域創成科学研究科 社会文化環境学専攻修士2年の木村元紀の5名からなるチームBirdportは、エアバス主催およびユネスコ協力の大学生アイデアコンテスト第4回Fly Your Ideasにて、日本で初めてベスト5に選ばれました。
エアバスのFly Your Ideasコンテストの目的は、将来を担う若者たちの航空業界への興味を喚起し、持続可能な航空輸送を実現するための斬新なアイデアを、国境、人種を越えた多様な仲間たちと共に考える機会を提供することです。選考プロセスは三段階に分かれており、104カ国 518チームが参加した第一ラウンドから100チームが2014年11月末の書類選考にて第二ラウンドに進み、2015年1月から3月の第二ラウンド期間の成果である2分のビデオと英語5000語のレポート、及びソーシャルメディアを利用した積極的な活動報告をもとに上位5チームが2015年4月に選出されました。
チームBirdportのアイデアは、先行都市開発や気候変動による生態系の変化を背景に近年増加する航空機の鳥衝突問題に対して、航空安全と鳥の保護を目的に、空港の代替として適した人工営巣地バードポートの設置や、無人機による鳥の自動誘導を提案するものです。

本コンテストでは、革新的なアイデアの重要な要素として多様性あるチームの編成が推奨されており、チームBirdportも異なる専門分野・学年・国籍の学生が、多彩なアイデアや問題解決策を持ち寄り、さらに積極的に関連分野の実務家や専門家と交流することで、高い評価を得るアイデア提案につながりました。
チームBirdportは、チームのアカデミックメンターの中村裕子(東京大学総括プロジェクト機構特任助教)、及び第二ラウンドからチームに配属されたエアバス社側メンターのDanny Antons (エアバス社A350 Production Quality Manager)、及び分野エキスパートのLee Dann (エアバス社Aircraft Operations, Architecture & Integration)と共にドイツ ハンブルクに招待され、第三ラウンドとして2015年5月27日に開催された最終選考会に参加しました。

最終選考では最優秀チーム及び2位のチームが発表され、それぞれオランダデルフト工科大学のMultifunチーム、及びブラジルサンパウロ大学のRetrolleyチームが受賞となりました。
詳細はFly Your Ideasのウェブサイトwww.airbus-fyi.com(英文のみ)及び、Birdportのチームウェブサイト
https://www.airbus-fyi.com/teams/2164/birdport をご覧ください。



最終選考のプレゼンテーションの様子

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