PRESS RELEASES

印刷

東京大学大学院医学系研究科 岩坪威教授がメトライフ医学研究賞受賞記者発表

東京大学大学院医学系研究科 岩坪威教授がメトライフ医学研究賞受賞

「東京大学大学院医学系研究科 岩坪威教授がメトライフ医学研究賞受賞」

1.発表概要:
岩坪威教授(東京大学大学院医学系研究科 神経病理学分野)が、2008年度の米国「メトライフ医学研究賞」を受賞した。
受賞理由は「γセクレターゼ研究に対する貢献」

2.発表内容:
  アルツハイマー病研究に貢献した研究者に授与される、米国「メトライフ医学研究賞」の今年の受賞者に、岩坪威教授(東京大学大学院医学系研究科 神経病理学分野)が選ばれた。共同受賞者はハーバード大学 マイケル・ウォルフ教授。
  岩坪教授は、アルツハイマー病の原因となるAβを生成する酵素「γセクレターゼ」の働きを解明した。この酵素の阻害薬はアルツハイマー病の治療薬として有望視され、製薬企業による開発が進められている。
  贈呈式は2月18日、米国ワシントンで行われ、研究費20万ドルが贈呈される。同賞は1986年に創設され、これまでに48名が受賞。日本人では井原康夫 同志社大学教授(東京大学名誉教授)に次いで2人目。

3.注意事項:
解禁は、日本時間2月18日14時(新聞は、2月19日朝刊)以降となります。

4.問い合わせ先:
東京大学大学院医学系研究科 神経病理学分野
教授 岩坪 威

5.用語解説:
γセクレターゼ:アルツハイマー病の原因となるアミロイドβペプチドを生成する酵素。その阻害薬はアルツハイマー病の治療に有用と考えられ、開発が進んでいる。


6.添付資料:
上記問い合わせ先から、米国メトライフ財団の公式リリース文書を電子配信可能です。

7.参考資料
メトライフ財団について
メトライフ生命保険会社により1976年に設立された公益事業財団です。アルツハイマー病対策にも力を入れており、これまでにアルツハイマー病研究助成と社会への情報提供プログラムなどに1700万ドルを拠出してきました。その内の1150万ドルは本・メトライフ医学研究賞に投じられています。最近ではアルツハイマー病に関するドキュメンタリー番組の制作や、米国立老化研究所と共同で社会教育プログラムの作成なども行っています。

8.略歴
現職:東京大学大学院医学系研究科 神経病理学分野 教授(大学院薬学系研究科 臨床薬学教室 教授 兼務)
昭和59年 東京大学医学部卒
昭和61年 東京大学医学部附属病院神経内科入局
平成元年  東京大学医学部附属脳研究施設脳病理学部門 助手
平成4年  東京大学薬学部機能病態学寄付講座 客員助教授
平成10年 東京大学大学院薬学系研究科 臨床薬学教室 教授
平成19年 東京大学大学院医学系研究科 神経病理学分野 教授
現在に至る。
専門:アルツハイマー病、パーキンソン病の分子病態学、治療法開発

 

アクセス・キャンパスマップ
閉じる
柏キャンパス
閉じる
本郷キャンパス
閉じる
駒場キャンパス
閉じる