東日本大震災被災地スタディーツアー参加者の募集について(H30年3月)

東日本大震災被災地スタディーツアー参加者の募集について(H30年3月)

平成30年2月21日

 

学生の皆さんへ

 

東京大学救援・復興支援室ボランティア支援班

 

東日本大震災被災地スタディーツアー(H30年3月)参加者の募集について

 

 東京大学では、東日本大震災による災害からの復興に向けて、大学全体で支援活動を行うとともに、学生や教職員が自主的・自発的な支援活動を展開しています。
 このたびその一環として、ボランティア活動に対する主体性の育成と震災について考える動機付けの観点から、被災地の現状を実際に見て聴いて学ぶスタディーツアーを企画しましたので、参加者を募集します。
 下記の内容をご覧いただき、ぜひ応募をお願いします。
 

スタディーツアーポスター

1 活動期間

平成30年3月18日(日)~ 3月21日(水)

※募集を締め切りました。
 

2 募集人員
10名程度

 

3 応募資格
本学の学生(保護者の承諾が必要)で、本学の支援活動の理念等に賛同する者。
※ 本学の支援活動の理念、ボランティア活動の基本方針については、本学ホームページを参照ください。

 

4 活動日程
現時点での予定であり、一部変更となる可能性があります。

○3月18日(日) 宮城県仙台市
【訪問先(予定)】
震災遺構 仙台市立荒浜小学校:2011年3月11日に発生した東日本大震災において、児童や教職員、地域住民ら320人が避難し、2階まで津波が押し寄せた荒浜小学校。被災した校舎のありのままの姿と被災直後の写真展示等により、来館者に津波の威力や脅威を実感していただき、防災・減災の意識を高める場とすることを目的に公開されている。スタディーツアーのはじめに震災当時の状況を再認識することで、「震災当時と今、そしてこれから」を考えるきっかけを作る。

東北大学:身近なところからボランティア活動を重ねてきた 東北大学の学生から東北の現状とボランティア活動についてレクチャーを受けたのち、交流会を行う。続く3日間をより有意義なものにするためにスタディーツアー初日に震災の現実と現状について知るとともに、精力的にボランティア活動を行う同世代との交流を通して新しい視点・刺激を受けることを目的とする。

○3月19日(月) 岩手県陸前高田市
【訪問先(予定)】
りくカフェ:本学工学系研究科の小泉先生が設立に関わり、本学工学系研究科の成瀬先生が設計を行った地元民の集まる「コミュニティカフェ」。場を切り盛りするスタッフは皆、地元の方々。減塩料理のワークショップなどがさかんに行われており、被災地域のボトムアップの復興を実感できる場所。コミュニティカフェの成功事例とも言える地域住民による場の運営が成功し、地域住民の居場所となるまでの過程を学ぶ。

アバッセたかた:2017年4月27日、津波で市街地が流された陸前高田の、嵩上げ地区中心部に新市街地の新しい顔としてオープンした図書館などを兼ね備えた商業施設。言葉を失うほどの震災直後の高田市街地の景色に思いを馳せながら、これからの陸前高田について考える。

陸前高田市役所:防災まちづくりや、生活再建、地域コミュニティの再生など、陸前高田市の復興計画全般についての現状と今後の展望を担当の市職員の方々から伺う。陸前高田市の復興まちづくりの取り組みの最前線を学び、被災地の未来について議論を行う。

○3月20日(火) 岩手県釜石市・山田町
【訪問先(予定)】
釜援隊:総務省の復興支援員制度を利用し、2013年4月より活動を開始。ヨソ者・半官半民の立場を活かして関係者の仲介役に徹し、まちづくりに必要な官民の合意形成を促す。まちづくりや、農業の復興、教育の活性化など活動は幅広く、伺うテーマについては今後検討していく。

釜石鵜住居復興スタジアム:2019年、日本開催となるラグビーW杯において被災地から唯一開催地として選ばれた釜石のスタジアム。釜石は国内7連覇を果たしたこともある強豪・新日鐡釜石ラグビー部が本拠地とした場所でもあり、被災の最中「復興へ」「前へ」と強い意識を持って誘致・開催までこぎつけた事例を学ぶ。完成は今年9月予定のため、現場は見ることができるか現時点では不明。

釜石市「語り部」:世界最大級の防潮堤が整備されていた岩手県釜石市。津波により甚大な被害を受けたものの、市内のほとんどの小・中学生が津波の難を逃れたことで知られる。この「釜石の奇跡」の背景となる釜石市の防災教育についてのお話も含め、釜石市の被災当時の様子と復興の現状についてお話を伺い、私たちがそこから何を学ぶべきか考える。

○3月21日(水・祝日) 岩手県釜石市・山田町
釜石市平田第6仮設団地/仮設住宅運営センター/平田みんなの家:阪神淡路大震災において効率一辺倒の震災復興住宅が造られ、孤独死などの問題が顕在化したことを踏まえ、本学の工学系研究科大月先生らが「コミュニティ」を考えて設計した震災復興住宅。高齢者や障害者、子育て世代の暮らしやすさやケアを考え設計された団地において、住民が自主的に自治会を立ち上げられコミュニティが運営されている。「人らしい暮らしができる仮設住宅」だが徐々に仮設住居者が減っていく中で、社会的弱者が取り残されることが予想される中で具体的にどのような行動をとるか、自治会の方々のお話を聞きながら一緒に考える。

ツアー振り返りディスカッション(昼食時):このスタディーツアーで学んだ被災地の現状やこれからについて、ツアー参加者同士でディスカッションを行う。現場を見て聞いて感じたこと、考えたことを共有し、更に学びを深めることを目的とする。

※実施に先立ち、以下のとおり事前説明会を行う予定です。可能な限りご参加ください。
 日時:平成30年3月9日(金)11:00~12:00
 場所:本郷キャンパス(詳細は対象の方にUTVCスタディーツアー担当から連絡します)

5 宿泊場所
3月18日(日)宮城県仙台市内
3月19日(月)岩手県陸前高田市内
3月20日(火)岩手県釜石市内

6 参加費用
活動実施に当たり必要な費用(一部)については、参加者の負担となります。
※ 保険加入費用、飲食費などは自己負担となります。なお、宿泊料金(食事無し)のみ大学が負担します。
※ 現地での移動は、大学が送迎車を借り上げますので、参加者の負担はありません。
※ JR仙台駅(行き)までとJR北上駅(帰り)からの交通費は各自負担となりますが、活動終了後に「ボランティア活動支援金」を申請することにより、20,000円を上限とする実費額が補助されます。(詳細は本学ボランティア情報HP「ボランティア活動支援金について」をご覧ください。)

7 持ち物
〈必需品〉着替え、雨具、洗面用具、入浴用具、タオル、ボランティア保険に加入していることが分かるもの(加入カード、加入証等)、現金(参加費・食事・飲み物、交通費、他)
〈その他〉携帯電話(充電器含)、時計、学生証、健康保険証、各自必要な薬品、他

8 注意事項等
(1) 活動に当たっては、ボランティアの理念に沿って自己責任・自己完結が原則となります。
(2) ボランティア保険への加入が必須です。各自が事前に、住所地等の社会福祉協議会で「災害ボランティア保険(天災Bプラン推奨)」に加入してください。
(3) 参加に際し、「ボランティア活動届」を所属部局の教務担当へ提出してください。
※ 以上の他、ボランティア活動に伴う注意事項等は、本学ボランティア情報HPの「災害ボランティアQ&A」を参照ください。
※ 「スタディーツアー」では、これまで本学救援・復興支援室ボランティア支援班が実施してきたボランティア活動に比べ、広範な内容を含む活動を予定しています。ボランティア保険で全日程をカバーできるか不安な方は、ご自身の「学研災」「学研賠」への加入状況の確認を行ってください(詳しくは所属部局の窓口にてお尋ねください)。

9 応募方法等
別紙の「スタディーツアー参加申込書」に必要事項を記入の上、締切【平成30年3月6日(火)】までに、下記2箇所あてE-mail添付によりお送りください。参加の可否・方法及び活動の詳細については、追って申込書記載の連絡先あてに連絡します。

提出先
E-mail:studytourtohoku2018@gmail.com 学生団体東京大学復興ボランティア会議 (UTVC)スタディーツアー担当
C.C.:volunteer-jimu.adm@gs.mail.u-tokyo.ac.jp 東京大学救援・復興支援室ボランティア支援班

10 お問い合わせ
学生団体東京大学復興ボランティア会議 (UTVC)スタディーツアー担当
E-mail:studytourtohoku2018@gmail.com

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