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京急電鉄との共同研究で三浦半島エリアの魅力を最大化 | 広報誌「淡青」35号より (広報室)

2017年11月24日掲載

実施日: 2017年09月08日

淡青色のローカルプロジェクト3@神奈川県 
 
京急電鉄との共同研究で
三浦半島のエリアの魅力を最大化
 

安斎勇樹/東京出身
Yuki Anzai
情報学環
特任助教


 

 

横須賀沖に浮かぶ無人島・猿島でのフィールドワーク。要塞跡という貴重な観光資源を活用するためのヒントを足で探ります。
 
京浜急行電鉄との共同研究で「都市近郊リゾート三浦の創生」を目指している安斎先生。しかし、観光やリゾート開発の専門家ではありません。武器とするのは、ワークショップ。

「学生時代、課外活動で子どものワークショップを行った際、意外なアイディアが次々に飛び出す瞬間に遭遇したんです。以来、ワークショップの研究をテーマにやってきました」

肝は非日常の場をつくること。異分野の人を呼ぶ、体を動かす、巨大な地図を使う、寸劇を行う、レゴを触る……。そうした工夫で参加者は通常と違うものの見方ができるそう。

「ただ、主役はあくまで京急の皆さん。自分たちで地元を盛り上げたいという主体的な姿勢が強いので、私は触媒に徹します」   

ワークショップには京急グループの約10名が参加。「若手に自由に発言してもらうため、偉い人たちは入れません(笑)」と安斎先生。


半島には、横須賀の米軍基地、猿島の要塞跡、三崎のマグロ、葉山のおしゃれカフェなど、魅力的なスポットが多数あります。ただ、個々の点を線にできていないのではないか。この仮説の検証のため、2日間で4.2万歩を歩くフィールドワークを敢行した先生。再度のワークショップ、他地域の事例リサーチを経て、年度内にコンセプトブックをまとめます。

「顧客像別に半島に一日滞在するシナリオを描き出すと、足りない部分が見えてきました。猿島で哀愁に浸りたいのにフェリーが団体客ばかりでうるさくて興ざめだとか、剱崎の絶景に感激した後は余韻を味わいたいのにいいカフェや宿がないとか……。京急グループの新規事業の種が詰まった一冊になるはずです」

赤い電車は今後どこに向かうでしょうか。
 
※本記事は広報誌「淡青」35号の記事から抜粋して掲載しています。PDF版は淡青ページをご覧ください。



 
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