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東日本大震災 <東京大学の対応について>

東北地方太平洋沖地震について【濱田総長メッセージ】

平成23年3月18日


 このたびの東北地方太平洋沖地震によって尊い命を失われた多くの方々に深い哀悼の思いを捧げるとともに、ご家族やご親族、ご友人を失われた皆さまの悲痛、お怪我をなさった皆さま、そして生活の場を失われた皆さまの苦しみに対して、心よりお見舞いを申し上げます。同時に、こうした厳しい状況の中で、自らの気持ちを振り起こして、あるいは周囲の方々と手を携えて、この大きな苦難を乗り越えようとなさっている皆さまの姿に、心より敬意の気持ちをお伝え申し上げたいと思います。
 東京大学において働いている教職員、勉学に励んでいる学生の皆さんも、私と同じ痛切な思いを持っていることと思います。同時に、新聞・放送やネットなどを通じた膨大な情報の中で、過度に気持ちが落ち込んだり、不自然に高揚感にとらわれたり、あるいは噂に動揺しがちになってしまうことがあるかもしれません。
 東京大学で働き学ぶ皆さんにぜひお願いしたいのは、こうした状況の中で事実をしっかり見定めて行動する姿勢を保ち、被災なさった皆さまへの深い思いを、救援物資等の送り出し・医療支援など当面する具体的な支援や被災状況を少しでも緩和するための知識の活用につなげていくとともに、これからの人々の生活再建や社会の復興の基礎となる知識の教育、勉学と研究を着実に続けていっていただきたいということです。このたびの震災が日本の経済・国民生活にも長期的に大きな影響を与えることが懸念される中で、こうした打撃から社会を再生していく重要な決め手は、私たちが日々生み出し学び続けている知識にほかなりません。
 東北地方太平洋沖地震に対する東京大学としての対応は、まだ予断を許さない余震や福島の原子力発電所の状況への対応も含めて、かなり長期化するものと考えています。大学として、緊急対応にくわえて、中長期的視野にたった対応体制を順次整えていきますが、教職員、学生の皆さんには、大学から責任をもって送られる連絡等を随時確認するとともに、各自の肉体的・精神的負担の蓄積にも十分に留意しながら、大学に生きる者として相応しい行動をとり続けていただければと願っています。

東京大学総長 濱田純一

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