ライフサイエンス研究倫理支援

令和3年度 動物実験の自己点検・評価
(1)点検(現状の把握)
  • 動物の選択(使用した動物種は適正であったか。また、動物を適正に用いたか。)
    「適正」であった。
  • 動物数の削減(使用動物数(実験使用数及び繁殖数)の削減に努めたか。)
    「適正」であった。
  • 動物の苦痛軽減安楽死(動物の苦痛軽減、排除及び安楽死を適正に行ったか。)
    「適正」であった。
  • 安全管理上注意を要する動物実験(遺伝子組換え実験、感染実験、特定動物・特定外来生物、放射性物質・放射線、毒物等の使用や実施が適正か。)
    「適正」であった。
  • 動物実験に係わるその他の事項(動物の輸入や入手方法、麻薬・向精神薬の使用等が適正であったか。)
    「適正」であった。
  • 動物の飼養及び保管状況(動物を適正に飼養・保管し、動物実験に用いたか。)
    「適正」であった。
  • 施設等の設置及び利用(施設等を適正に設置し利用したか。)
    「適正」であった。
  • 教育訓練(動物実験実施者及び飼養者に動物訓練を行ったか。)
    「適正」であった。
    ・動物実験講習会開催数 オンデマンド配信にて実施
    ・受講者の総数 1442 名
    (内訳:教員238 名、職員152 名、学生784 名、研究員等268名)
  • 事故の発生・対応(事故報告書の提出に該当する事故の発生があったか。)
    重大な事故が1件、軽微な事故が4件あり、その後適切な対応を行った。
    実験室での火災に伴い、延焼した飼育室内の実験動物(マウス23匹・ゼブラフィッシュ1060匹)が死亡した。
    ・実験者が実験動物(コモンマーモセット)を保定しようとしたところ、右手人差し指を噛まれ咬傷を負った。
    ・マウス飼育ラック内の自動給水ノズルの故障により床面が漏水した。ケージ内は漏水せず、マウスに被害はなかった。
    ・麻酔の効きが浅いラットが覚醒し、慌てて抑えようとしてかまれて咬傷を負った。
    ・馬の飼養管理の学生実習中に、放牧地から乗馬場へ引馬をしていたところ、右足の小指を馬に踏まれた。
  • 安全確保(人の安全に配慮した適正な環境が整備されていたか。)
    「適正」であった。
  • 環境保全(適正な環境を維持することができたか。廃棄物等の処理は適正であったか。)
    「適正」であった。
  • 部局の委員会の運営・審査等
    「適正」であった。

●委員会の設置
・動物実験を実施する主な部局で設置
●委員数
・総数 91名(うち、動物実験を実施しない委員17名、他部局4名、外部4名)
●動物実験計画 総数
・令和3年度に実施された動物実験計画 総数 1456 件
・令和3年度に終了した動物実験計画  総数   439 件
・令和4年度も継続する動物実験計画  総数 1018 件
●審査方法
・委員会の開催又は迅速審査(持ち回り審査、メール審査、電子会議)
 委員長のみの審査(軽微な変更等:若干の研究期間延長など)
 5部局で事前審査あり。
 
●審査 (令和3年度の開始分の動物実験計画)
・審査結果 「適合」      243 件
・審査結果 「修正後適合」   218 件 (事前審査による修正分は含まない。)
・審査結果 「不適合・取り下げ」   5 件
 
(2)評価
  • 基本指針、本学規則及び飼養保管基準への適合性
    「適合」
 動物実験専門委員会は、上記の点検結果に基づいて総合的に検討した結果、適正な実験動物の飼養保管及び適正な動物実験の実施を行っていると評価した。
 現状を維持しつつ、動物実験実施者や飼養保管従事者間で動物実験等の安全な実施に必要な情報の交換・共有に努め、適正な実験動物の飼養保管及び動物実験の実施を通じて動物実験に関わる事故が発生しないよう留意することした。
 
(3)その他
●機関内規程(全学)
・本学動物実験実施規則
・本学動物実験実施マニュアル
●全学委員会
・動物実験専門委員会 委員数 14 名
●その他資料
・令和3年度 動物実験実施状況報告書
・令和3年度 施設等利用状況報告書

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