(1)点検(現状の把握)
- 動物の選択(使用した動物種は適正であったか。また、動物を適正に用いたか。)
「適正」であった。
- 動物数の削減(使用動物数(実験使用数及び繁殖数)の削減に努めたか。)
「適正」であった。
- 動物の苦痛軽減安楽死(動物の苦痛軽減、排除及び安楽死を適正に行ったか。)
「適正」であった。
- 安全管理上注意を要する動物実験(遺伝子組換え実験、感染実験、特定動物・特定外来生物、放射性物質・放射線、毒物等の使用や実施が適正か。)
「適正」であった。
- 動物実験に係わるその他の事項(動物の輸入や入手方法、麻薬・向精神薬の使用等が適正であったか。)
「適正」であった。
- 動物の飼養及び保管状況(動物を適正に飼養・保管し、動物実験に用いたか。)
「適正」であった。
- 施設等の設置及び利用(施設等を適正に設置し利用したか。)
「適正」であった。
- 教育訓練(動物実験実施者及び飼養者に動物訓練を行ったか。)
「適正」であった。
・動物実験講習会開催数 11回実施(+オンデマンド配信)
・受講者の総数 1285名
(内訳:教員 180 名、職員 125 名、学生 733 名、研究員等 247 名)
- 事故の発生・対応(事故報告書の提出に該当する事故の発生があったか。)
重大な事故が0件、軽微な事故が3件あり、その後適切な対応を行った。
・実験従事者が実験動物(ラット/SPF)にゴム手袋の 上から咬まれ出血した。
・健康診断中の実験犬に噛みつかれた。
・ブタの採血 注射器の受け渡しの際に、誤って針が指 に刺さり出血した。
- 安全確保(人の安全に配慮した適正な環境が整備されていたか。)
「適正」であった。
- 環境保全(適正な環境を維持することができたか。廃棄物等の処理は適正であったか。)
「適正」であった。
●委員会の設置
・動物実験を実施する主な部局で設置
●委員数
・総数 92 名(うち、動物実験を実施しない委員17名、他部局4名、外部4名)
●動物実験計画 総数
・令和4年度に実施された動物実験計画 総数 1430 件
・令和4年度に終了した動物実験計画 総数 475 件
・令和5年度も継続する動物実験計画 総数 954 件
●審査方法
・委員会の開催又は迅速審査(持ち回り審査、メール審査、電子会議、システムによる審査)
委員長のみの審査(軽微な変更等:若干の研究期間延長など)
4部局で事前審査あり。
●審査 (令和4年度の開始分の動物実験計画)
・審査結果 「適合」 248 件
・審査結果 「修正後適合」 167 件 (事前審査による修正分は含まない。)
・審査結果 「不適合・取り下げ」 7 件
(2)評価
- 基本指針、本学規則及び飼養保管基準への適合性
「適合」
動物実験専門委員会は、上記の点検結果に基づいて総合的に検討した結果、適正な実験動物の飼養保管及び適正な動物実験の実施を行っていると評価した。
現状を維持しつつ、動物実験実施者や飼養保管従事者間で動物実験等の安全な実施に必要な情報の交換・共有に努め、適正な実験動物の飼養保管及び動物実験の実施を通じて動物実験に関わる事故が発生しないよう留意することした。
(3)その他
●機関内規程(全学)
・本学動物実験実施規則
・本学動物実験実施マニュアル
●全学委員会
・動物実験専門委員会 委員数 14 名
●その他資料
・令和4年度 動物実験実施状況報告書
・令和4年度 施設等利用状況報告書