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七大戦は、旧帝国大学である七大学(北海道大学・東北大学・東京大学・名古屋大学・京都大学・大阪大学・九州大学)により開催される総合体育大会で、運営は学生によって行われており、今年で51回を数える伝統ある体育大会である。今大会では七大学が30競技で競い合い、特に大会後半は熾烈な上位争いが展開されたが、最終競技の卓球男子の部で本学が1位となり、勝ち点で京都大学を逆転し、総合優勝を勝ち取った。本学の総合優勝は、第27回大会以来24年ぶりの快挙であり、通算10回目となる。 第52回大会は大阪大学の主管で行われ、本学は連覇を目指して12月からの競技に臨む。
本講演会は、優れた研究マネジメント業務従事者から業務の実際についてレクチャーを受け、研究マネジメントのノウハウや考え方などを修得する実務者向けの研修及び研究マネジメントによる研究の質の向上の実例紹介を目的として行っている。 矢野正晴URA推進室副室長からの開会挨拶の後、国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli IPMU)の中村健蔵事務部門長・特任教授から「WPI拠点のマネージメントについて」として講演が行われた。講演では、Kavli IPMUを世界トップレベルの研究拠点とするために、優れた外国人研究者を惹きつけ、また研究者が研究に専念し成果を挙げることができる環境を如何にして実現しているか、その体制、仕組み、マネジメント、事務部門長の業務内容・心がけなどについて興味深い話があった。 その後、質疑応答が行われ、異分野融合組織のマネジメント手法、有期雇用のスタッフの教育・研修、研究マネジメントの業務と研究を両立させるうえでの心構え、Kavli IPMUでのマネジメント体制・手法の全学的な展開についてなどの質問があり、予定していた時間を超えて活発な質疑が行われ充実した講演会となった。
懇談会へは、ADK稲垣正夫相談役・創業者及び加藤武取締役・執行役員ほかADK関係者、本奨学金秋期修了奨学生、羽田正副学長ほか本学関係者の計11名が出席した。 稲垣相談役・創業者から「日本と中国、あるいは韓国といったアジアで、これらの国の関係が良好になるように活躍していってほしい」と修了奨学生を激励する言葉が述べられた。 修了奨学生も自分の研究成果を報告しながら「ADKや東大に感謝するとともに、これからも頑張っていきたい」と挨拶をした。 また、羽田副学長から「日中間の交流は学術や民間レベルでは人間同士の付き合いができており、本奨学金の奨学生がかけ橋やかすがいとなることを希望している」と修了奨学生を激励し、続けて「ADKが支援してくださることに大変感謝している」と謝辞が述べられた。 歓談の後、ADKからの記念品の授与や記念撮影を行い、和やかな雰囲気の中、閉会となった。
セミナーの内容は講義、現地踏査、グループワークおよび発表からなる。講義はURI、東大および北里大学の教員が担当し、日本の沿岸集落の歴史から水産業の国際動向まで、様々な分野の知見を提供した。現地踏査では、三陸町周辺の綾里、吉浜、崎浜、陸前高田、越喜来湾、唐丹などを訪れ、地元住民との対話は何よりも重要な情報源となった。大槌町役場や大気海洋研究所の関係者から説明を受け、赤浜地区の仮設住 宅では被災者と復興に向けての意見交換会を行った。さらに大船渡の屋台村では地元の人々と胸襟を開いて語り合い、心の通い合った密度の高い情報収集ができた。 グループワークは日米学生の混成チームで行い、各グループが多角的視点で沿岸集落の復興計画を検討し、最終日に結果を発表した。異なる文化をもつ学生たちが言葉の壁を乗り越えながら被災地の問題に向き合ったことは、教育として意義深かったばかりではなく、学生たちにとっても貴重な経験になったと思う。サマーセミナー終了後も学生たちの交流は、舞台をSNSに移して今なお続いている。9日間ではあるが寝食を共にした学生たちが自律的にネットワークを形成していくことこそが教員たちの最も期待していたことである。 最後に、宿舎、キャンパスおよび現地案内を提供してくださった北里大学、多忙のなか快くインタビューに応じてくださった赤浜地区・屋台村および魚市場の方々にこの場を借りて御礼申し上げたい。
寄贈された版画は、東洋文化研究所において所蔵され、本所1階ロビーに展示された。
今回の講師は、新領域創成科学研究科海洋技術環境学専攻の大内一之特任研究員である。大内研究員はわが国の船舶省エネ研究の第一人者であり、本学の研究員のほか、ウィンド・チャレンジャー計画代表の肩書も持つ。講演のテーマは、同氏が専門とする省エネ技術の粋を集めた次世代帆船のウィンド・チャレンジャー号についてである。 今後の環境・省エネの時代へ向けて、海運造船産業においても最も配慮しなければならない問題は燃料消費量の削減である。これまでプロペラによる推進効率を改善したり、船体形状を工夫したり、あるいは航行速度を落としたりなどの工夫がなされてきたが、同氏は新しい試みとして風力推進船を推奨している。もちろん帆船自体は新しいアイデアではない。ウィンド・チャレンジャー号が新しいのは、帆とプロペラのハイブリッドシステム、自動繰帆化された大面積高揚力帆、および伸縮式硬翼帆などである。こうした技術を完成させ、最終的には航路の検討も含めて、50%の燃料削減を目標にしている。 当日は生憎の雷雨で交通機関に影響があり予想に比して参加者がまばらではあったが、密度が高くかつ分かりやすい講義に、聴講者一同大満足であった。 ウィンド・チャレンジャー号はまだ計画段階にあるが、大内研究員の他にも鵜沢潔特任准教授、早稲田卓爾准教授、鈴木克幸教授などの本学を代表する研究陣が、海事・造船企業とともに参画しており、来年には実機の1/2スケールの実証機(高さ25m)の製作とその陸上実験に向けて準備中であり、新聞紙上を飾るような朗報も遠くないことと思う。
前回同様、Ustreamによる報告会の模様のライブ配信及びTwitterによる質問の受付などを行った。当日は好天の中、約260名の参加者が来場した。 研究報告会は、長澤寛道研究科長の開会の辞から始まり、各研究報告が行われた。 まず、中西友子教授より「農学生命科学研究科全体の取組について」の報告があり、当研究科の震災復興支援に関わる取組みが紹介された。次に福島県農林水産部環境保全農業課 二瓶直登主査より「福島県農産物に対する放射性物質の影響調査」について報告があり、福島県の取組みが紹介された。続いて、大手信人准教授から「今、森林にある放射性セシウムは、これからどこへいくのか?」について、金子豊二教授から「海水魚におけるセシウムの取込みと排出」について、吉田修一郎准教授から「農地土壌の除染と空間線量率低減の関係〜GISを用いた除染効果の簡易推定〜」について、小林奈通子日本学術振興会特別研究員から「トレーサー実験で見る水稲中での放射性セシウムの移動」について、高田大輔助教から「汚染された樹体から、どの程度の放射性セシウムが果実に移動したか?」について、中嶋康博教授から「市民 のリスク知覚と放射性物質」について、各々の報告が行われた。 最後に長澤研究科長の閉会の挨拶をもって、報告会は盛況のうちに終了した。 次回、「第五回放射能の農畜水産物等への影響についての研究報告会」は、12月8日(土)13時より、安田講堂にて開催する。
操法大会では、各自衛消防隊3人(及び予備隊員1人)で構成される隊が、火災発生から、通報、消火、避難誘導、消防隊への情報提供までを行い、その結果を評価される。農学部自衛消防隊は、日ごろの訓練の成果をいかんなく発揮し、その全てにおいて高い評価を受け、優勝した。
東大ポータル>カテゴリー:人事・労務・制度等>人事異動(教員) http://www.ut-portal.u-tokyo.ac.jp/wiki/index.php/人事異動(教員) |
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