東京大学The University of Tokyo 第5回東京大学ホームカミングデイ
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第5回東京大学ホームカミングデイのご報告
11月11日(土)本郷・駒場の両キャンパスで、卒業生やそのご家族・ご友人をキャンパスにお迎えするホームカミングデイが開催されました。当日はあいにくの雨となってしまいましたが、悪天候にも負けずに多くの方が懐かしのキャンパスに訪問されました。ご来場いただきましたみなさまに、この場を借りて厚く御礼申し上げます。なお、創立130周年を迎える来年のホームカミングデイは、平成19年11月10日(土)に開催されます。みなさまのご意見を取り入れながら、大学と卒業生の絆をより深いものしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

ご意見・お問い合わせ (東京大学総務部渉外グループ)
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歓迎式典
はじまりは小宮山総長の挨拶でした。来年130周年を迎える東京大学の現在と将来の取組みなどについてメッセージがありました。さらに、古田卒業生室長(理事(副学長))より、卒業生との交流を通じて大学を活性化していく取組みについて説明がありました。最後は、応援部の演奏とエールによる「大空と」「ただ一つ」を会場全体で斉唱し、大いに盛り上がりました。

創立130周年記念事業開始宣言
2007年に東京大学は、創立130周年を迎えます。その130周年記念事業の開始宣言が、歓迎式典中に行われました。小宮山総長からは、2008年春までに、「学術(知)のプロムナード」などを含む130のイベント等を開催し、一連の行事を通じて東京大学が目指す方向について世に問い、共に語り合う機会にしたいとの事業の趣旨が力強く述べられました。
また、シンボルマーク採用作品の発表がなされたほか、学内公募されたシンボルマークとキャラクターの入選作品の表彰も行われました。
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スペシャルフォーラム「世に問う!〜日本のイニシアティブ〜」・21世紀COEパネルセッション
安田講堂では、21世紀COEの拠点リーダーでもある、坂村健情報学環教授と藤本隆宏経済学研究科教授が、お互いの専門分野を超えて語り合いました。後半は、来場者からの質問に応える形でのディスカッションフォーラムとなり、会場からは多くの質問が飛び出し、大いに盛り上がりました。
また、東京大学の21世紀COE全28拠点のパネルセッションが行われ、本学が世界に誇る卓越した研究拠点に関する説明に、多くの来場者の方が感心したように見入っていました。

本郷キャンパスツアー
現役学生がガイドとなり、本郷の広大なキャンパスをめぐります。あいにくの雨模様となりましたが、多数の参加がありました。ツアーガイドのきびきびとした説明に、熱心に耳を傾ける卒業生やそのご家族など、微笑ましい光景が見受けられました。懐かしいキャンパスの新発見に満足されたようです。

懐徳館一般公開
大学の迎賓館である懐徳館が一般公開されました。雨にしっとりと濡れた庭園は趣きがあって、うっとりと眺める卒業生も多く見られました。また、現役茶道部学生によるお茶会も開催され、そのお点前の披露など、優雅なひとときに来場者は満足されたようです。

附属図書館
附属図書館はホームカミングデイに合わせ、特別展示を開催しました。当日は職員が待機して来館者に案内するなど積極的な対応をしました。終日雨だったにも関わらず、ホームカミングデイ参加者の展示見学は250名に上り、江戸の科学技術をテーマとした展示資料を熱心に見入っていました。実施したアンケートからは特別展示の内容に強い関心を持っていただけたことが伺われます。
また、総合図書館の赤じゅうたんの大階段、どっしりとした太い柱、3階の高い天井等々の建物の姿に「懐かしい」とか、図書館の新しいサービスに「便利だ、すごい」などの声を卒業生の方々から直接担当者にいただくことも多く、ホームカミングデイ参加の卒業生に図書館の新旧の魅力を実感いただけた1日でした。

史料編纂所
史料編纂所は、1階ロビー常設展示「史料編纂所の歴史と研究・編纂事業」「史料保存技術室の業務紹介」「史料編纂所所蔵貴重史料」に加え、国宝島津家文書に含まれている近世奄美大島の風俗画史料「南島雑話」(国宝島津家文書)のパネル展示をホームカミングデイに合わせて準備して参加者に公開しました。あいにくの雨模様で入場者は155名にとどまりましたが、訪れた方々はいずれも興味をもたれた様子で、それぞれ時間をかけてじっくりと見学されていました。

総合研究博物館
総合研究博物館では特別展示「東京大学コレクション―写真家上田義彦のマニエリスム博物誌」展、特別展示「Systema Naturae」展、新規収蔵展示「川口四郎博士コレクション」展を開催中で、あいにくの雨天にもかかわらず、およそ200名の来場者がありました。
来館者の中には年配の方も多く見られ、中には、東大に博物館が出来たことを今回初めて知ったという方もいました。本博物館の展示では資料が間近で見られることもあり、博物館ボランティアの方々に質問をしたりしながら展示をゆっくりと見て回る方が多く、機会があればまた別の展示を見てみたいという声が多く聞かれました。

本郷いちょう藝術祭
午後2時からは本学学生団体が諸先輩方にその活躍を披露しました。はじめは音楽部管弦楽団の登場。1・2年生の駒場生を中心に構成されたメンバーにより、ブラームス作曲、交響曲第2番より第1楽章と第4楽章を演奏。その緊迫感に会場は息を呑みました。
次は柏葉会合唱団。ギター演奏を加えた曲目等も披露し、混声合唱団特有の華々しさと優しさにあふれた歌声を響かせました。3番目の音楽部コールアカデミーはOB合唱団のアカデミカコールとともに“東京大学の歌”「ただ一つ」「大空と」等を熱唱し、「歌声響くよ野に山に」で客席と輪唱し、会場は和やかな雰囲気に包まれました。
最後に登場した東京大学尺八部は筝曲を交え、「春の海」「スカボローフェア」「涙そうそう」等様々なジャンルの曲を披露し、伸びやかな尺八の音色を楽しませました。

東大落語会寄席
昨年に引き続き、落語研究会OBによる寄席が開催されました。普段は弁護士や元商社マンなどの顔をもつ出演者も、この日ばかりは学生時代に思いを馳せての大熱演。外は肌寒かったのですが、本職さながらの名演に場内はあつい熱気につつまれ、拍手喝采となりました。

御殿下グラウンドサッカー
昨年に引き続き、東大OBチームが熱戦を繰り広げました。文京区のサッカーチーム「文京FC」との親善試合やOB戦が開催されたほか、子供向けのサッカー教室も行われました。雨にも負けずグラウンドを走り回る、お元気なOBの姿には脱帽です。

春野恵子氏浪曲口演
「ケイコ先生」としてテレビでも活躍されたので、ご存知の方もいらっしゃるでしょう。春野恵子さん(本名唐木恵子さん、平成9年教育学部卒)が演じる迫力いっぱいの浪曲は、会場に詰め掛けた多くの老若男女の興味を逸らさない、あっという間の1時間となりました。

各学部等懇親会・学友会主催「同窓会集まれ!」
夕方からは、出身の学部・大学院にて懇親会等が開催され、卒業生やご家族が、教員や同窓生と旧交を温めました。そのほか、生協第二食堂では、出身学部の垣根を越えた合同同窓会が開催され、特に、昭和40年卒業の方には、クラス会幹事などを通じて参加を呼びかけたところ、100人以上の参加者が集いました。

本郷商店会も「おかえりなさい」
今年は、本郷商店会のご協力により、お食事処マップを作成いただいたり、本郷通り沿いに「歓迎 東京大学ホームカミングデイ」という看板も立てていただきました。地域を挙げて卒業生を歓迎しているという気持ちは、きっと来場者にも伝わったことでしょう。

駒場キャンパス
駒場キャンパスでのオープニングセレモニーは、この秋オープンしたばかりのコミュニケーション・プラザで開催されました。木畑洋一教養学部長の挨拶に続き、スタインウェイのグランドピアノの披露演奏が行われ、会場にいっぱいとなった聴衆の方々を魅了しました。その後に行われた「駒場の樹木をめぐる講演会」では梶幹男北海道演習林長による「カエデ学ことはじめ」と題した講演が行われ、こちらも多くの聴衆を集めましたが、その後の駒場の木々をめぐるイベントは雨のため残念ながら中止となってしまいました。
引き続き、シンポジウム「生命のダイナミズムから学ぶ―駒場COEの問い―」と研究室訪問が平行して行われました。シンポジウムは駒場の3つのCOEプログラムの紹介を紹介しながら、生命・自己、そして社会を考えていくというもので、内容の濃い、しかしながら楽しいシンポジウムになりました。研究室訪問では研究室の後輩である教員達が先輩を迎えて談笑する姿が見られました。
最後のレセプションには(もっと多くの方々に来てほしいとの声もあったものの)大先輩たちから最近卒業された方々までくの方のご参加を頂き、盛況のうちに終わりました。

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