SYMPOSIUM

  • 日印交流プラットフォーム構築プログラム
    Japan India Exchange Platform Program
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招待講演2

  • 日程: 2018年12月20日(木)
  • 時間: 13:30-14:30
  • 会場: 伊藤国際学術研究センター 謝恩ホール

講演者

講演レポート

東日本旅客鉄道株式会社 国際事業本部インド高速鉄道門次長 小田天平氏から「ムンバイ・アーメダバード高速鉄道プロジェクト」について講演された。2015年日印首脳会談で日本とインドの高速鉄道に関する協力覚書が締結、日本の新幹線方式を採用、運営される高速鉄道を2023年開業予定で建設が計画された。東日本旅客鉄道株式会社は人材育成と技術支援を行うこととなり、既に一部の人材育成の研修も実施されているとご紹介された。高速鉄道公社幹部の訪日研修では活発な質疑・応答も行われ、安全性、正確性、業務効率性、駅周辺開発の充実性という日本の鉄道の特性を取り入れたいとの声も多くあったため、東日本旅客鉄道株式会社は技術基準を作成し、インドの実情にあった内容に書き換えていく取り組みが始まったと報告があった。しかし、暗黙知の部分が多い自社のノウハウと技能を文書化し、インド側の鉄道スタッフに継承していくことには課題が山積されており、言語の違い、文化の多様性等様々な問題を克服し、インド鉄道稼働前、稼働後の教育ステップを検討、作成に努めることを表意された。インドの内情に精通された方々のご意見も取り入れたいと述べられ、講演を締めくくった。
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