Kei IRIE
入江 慶
数理科学研究科 准教授

古典力学に由来する
数学の問題に、
トポロジーの手法で挑む
数学の問題に、
トポロジーの手法で挑む
古典力学の数学的な定式化に由来するシンプレクティック幾何学という分野を研究しています。古典力学で物体の運動を記述する方程式は、一般に非常に複雑な解を持ちます。しかし、トポロジー(図形の「定性的」な性質に注目する幾何学)の手法を使えば解の様子の一端を捉えることはできます。この(ポアンカレによると思われる)アイデアは現代の研究でも重要な役割を果たしています。私は特に、ループ空間という無限次元の図形のトポロジー的性質と物体の周期的な運動との関係を調べています。
- 研究テーマ
- シンプレクティック幾何学におけるFloerホモロジー理論と力学系への応用
- 学歴(大学)
- 東京大学理学部数学科
- 学歴(博士課程)
- 京都大学大学院理学研究科数学・数理解析専攻
- 学位
- 博士(理学)
- 経歴
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2012.8~ 京都大学数理解析研究所 助教 2018.4~ 現職 - 受賞歴等
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2019 日本数学会幾何学賞
- お問合せ
- 〒113-8654 東京都文京区本郷7丁目3番1号
東京大学 人事部(卓越研究員担当) - Email : UTokyo-Takuetsu.adm@gs.mail.u-tokyo.ac.jp