Kyuichi UEHARA

上原 究一

東洋文化研究所 准教授

上原 究一
中国古典小説の、
コンテンツビジネスの
産物としての側面に迫る
中国で口語体の長篇小説が広まったのは、16世紀から17世紀にかけてのことでした。日本でもおなじみの『三国志演義』や『西遊記』や『水滸伝』がその代表作です。これらの小説の元になった物語は、もっと前から講談やお芝居の形で存在していたのですが、それがこの時期に長篇小説の形にまとめられたのはなぜだったのでしょうか?その理由のひとつに、木版印刷による商業出版の伸長が挙げられます。当時のコンテンツビジネスのあり方や、商業的な事情が作品に与えた影響について、世界各地に残る数百年前の本を丹念に調べて研究しています。
研究テーマ
明代における通俗文学の発展と商業出版の伸張との相互作用の研究
学歴(大学)
東京大学文学部言語文化学科中国語中国文学専修課程
学歴(博士課程)
東京大学大学院人文社会系研究科アジア文化研究専攻中国語中国文学専門分野
学位
博士(文学)
経歴
2013.4~ 日本学術振興会 特別研究員(PD)
2015.4~ 山梨大学大学院総合研究部 准教授
2018.4~ 現職
受賞歴等
2012 日本中国学会賞(文学・語学部門)
(日本中国学会)
2016 第35回東方学会賞(文学語学分野)
(東方学会)
お問合せ
〒113-8654 東京都文京区本郷7丁目3番1号
東京大学 人事部(卓越研究員担当)
Email : UTokyo-Takuetsu.adm@gs.mail.u-tokyo.ac.jp