Miho YANAGISAWA
柳澤 実穂
総合文化研究科 准教授

細胞サイズの物理現象の
解明から生命現象へ迫る
解明から生命現象へ迫る
生物の最小単位である細胞は、マイクロメートルサイズの空間でタンパク質やDNAなどの生体分子が相互作用することで、生命状態を維持しています。近年、古くから物理学の研究対象であった相転移や相分離が細胞内で生じ、それが生命機能へ深く関与していることが分かってきました。私たちは、細胞サイズにおいて生体高分子溶液が特異的に示す相分離や相転移現象を解明することで、生命現象の物理的理解を目指しています。またそこで得られた知見をもとに、生体高分子からなるミクロ材料を医薬品や化粧品などへ応用する研究も行っています。
- 研究テーマ
- 細胞サイズ特異的な物理現象の解明とその応用に関する研究
- 学歴(大学)
- お茶の水女子大学理学部物理学科
- 学歴(博士課程)
- お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科理学専攻
- 学位
- 博士(理学)
- 経歴
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2009.4~ 日本学術振興会 特別研究員(PD) 2011.5~ 九州大学大学院理学研究院 助教 2014.5~ 東京農工大学大学院工学研究院
特任准教授2019.1~ 現職 - 受賞歴等
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2020 日本物理学会米沢富美子記念賞 2012 日本物理学会若手奨励賞
- お問合せ
- 〒113-8654 東京都文京区本郷7丁目3番1号
東京大学 人事部(卓越研究員担当) - Email : UTokyo-Takuetsu.adm@gs.mail.u-tokyo.ac.jp