Hanako KINOSHITA
木下 華子
人文社会系研究科 准教授

中世日本文学における
災害認識と叙述方法
災害認識と叙述方法
私の研究対象は中世日本文学ですが、中世(平安末~室町期)は、日本が多くの自然災害や動乱、社会変化に直面した時代です。彼らは世界を覆すような変化にどう向き合ったのか、『方丈記』『徒然草』や『平家物語』等の文学作品の分析から、中世人の認識や姿勢を解明することができます。中世の事例は、世界的なパンデミック、地震・台風などの災害に見舞われる現代を相対化する指標となるのではないか、そのような思いを抱きながら、危機を乗り越えて新しい社会への試行錯誤を行う中世人の思考・思索のあり方を研究したいと考えています。
- 研究テーマ
- 中世日本文学における災害認識と叙述方法
- 学歴(大学)
- 東京大学文学部言語文化学科日本語日本文学(国文学)専修課程
- 学歴(博士課程)
- 東京大学大学院人文社会系研究科日本文化研究専攻
- 学位
- 博士(文学)
- 経歴
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2007.8~ 東京大学史料編纂所 学術研究支援員 2008.4~ 東京大学史料編纂所 学術支援専門職員 2010.4~ 東京大学史料編纂所 特任研究員 2011.4~ ノートルダム清心女子大学文学部 専任講師 2014.4~ ノートルダム清心女子大学文学部 准教授 2019.4~ 現職 - 受賞歴等
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2016 日本古典文学学術賞
- お問合せ
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東京大学 人事部(卓越研究員担当) - Email : UTokyo-Takuetsu.adm@gs.mail.u-tokyo.ac.jp