Max HIRSCHBERGER
ヒルシュベルガー マックス
工学系研究科 准教授

量子力学の力を
新しい電子工学と素材へ
新しい電子工学と素材へ
私たちの研究の原動力は、粒子と波の二元性を探求する量子力学という学問への好奇心です。量子力学を用いると、原子や電子が存在するような私たちの目では見えないほど小さな世界を記述することができます。私たちの研究では、驚異的なスピードと性能を持つ次世代のコンピューターや、人類が直面しているエネルギー危機の解決に役立つグリーンテクノロジーの開発を目指し、新しい物質材料を探求しています。たとえば、原料を摂氏3000度で溶かして美しい結晶を作るときや、10億分の1ボルトという小さな電圧を検出できる新しい電子回路を作るときなど、私にとって研究は常に冒険に満ち溢れています。次世代の民生用・産業用エレクトロニクスへの応用につながる研究ができることに喜びを感じています。
- 研究テーマ
- 磁性トポロジカル半金属の量子位相効果に基づく創発インダクタの探索
- 学歴(大学)
- ミュンヘン工科大学物理学科(ドイツ)
- 学歴(博士課程)
- プリンストン大学大学院物理学専攻(米国)
- 学位
- 博士(物理学)
- 経歴
-
2017.7~ 理化学研究所創発物性科学研究センター ポスドク研究員 2019.12~ 東京大学大学院工学系研究科附属量子相エレクトロニクス研究センター 特任講師 2021.10~ 現職 - 受賞歴等
-
2015 Kusaka Memorial Prize in Physics, 米国・プリンストン大学・物理専攻 2019 Alexander von Humboldt Fellow 2023 第18回(2024年)日本物理学会若手奨励賞
(Young Scientist Award of the Physical Society of Japan)
- お問合せ
- 〒113-8654 東京都文京区本郷7丁目3番1号
東京大学 人事部(卓越研究員担当) - Email : UTokyo-Takuetsu.adm@gs.mail.u-tokyo.ac.jp