【Campus Voice】「UTokyo Women+ 学生ネットワークを作ろう!」イベントレポート





男女共同参画室では2014年度から「UTokyo Women研究者ネットワークを作ろう!」を開催しており、職種や性別に関係なく大きな学内研究者ネットワークの形成を目指して意見交換が行われてきました。
そんな中、初の試みとして、在学生にもネットワーク作りの場を提供することを目的として「UTokyo Women+ 学生ネットワークを作ろう!」が開催されました。
ここで言う「学生ネットワーク」とは、所属部局を超えた学生同士のつながりです。タイトルの「+」には、属性を限定せず、多様なバックグラウンドや考え方を持った学生全員を支援したい、という思いが込められています。
 

2022.7.13
リポート/学生ライター
南井まり佳(総合文化研究科修士2年)
参加者は学部生2名と院生1名、学生サポーターは5名(うち院生2名)、男女共同参画室の教員は3名で、こぢんまりとした雰囲気で始まったこのイベント。
 
まずオープニングでは、松田恭幸先生(大学院総合文化研究科教授)がイベントの概要等についてお話しされました。松田先生は、男女共同参画室次世代育成部会(東京大学の男女共同参画の様々な施策の中で、特に在学生への取組を充実させるための部会)の部会長です。先生が学生だった頃から、少数派に属する学生同士が気軽にオープンに話せる場が必要だと感じていたそうです。
 
続いて、参加者同士で軽い自己紹介を行いました。それぞれ出身地、二外は何語か、どんなサークル活動をしているか、趣味は何かについて話し、K-POP好きの人が複数いて盛り上がる場面もありました。さらに、「東京大学に入って予想通りだったことは何か」という話題では「教養のある人が多いこと」、「意外だったこと」としては「勉強だけでなく趣味や課外活動も極める人が多いこと」が多く挙げられました。先生方も自身の学生時代を振り返り、当時の様子を話してくださいました。また、今も変わらず女性比率が低いことを嘆く声も聞かれました。
 
その後はテーマトークに移りました。参加者から今日話したいことを募ると、以下のようなお題が挙げられました。
 
・単位を取る方法
・進学先の選び方について
・就活について
・海外留学について
・他大学の人と知り合うためには
・知っているとちょっと得する情報
 
今回の参加者は全員いわゆる「東大女子」でしたが、ここで挙げられたお題は「UTokyo」や「Woman」に限らず、どんな大学生でも気になっていそうなテーマでした。
 
最後に、参加者の声を紹介します。
 
・多様な学年の方とお話しできた。先生ともお話しできたことがよかった。
・久しぶりに対面活動で様々な分野の方と興味深い・意義深いお話ができました。
・自分が気になっていたことをたくさん聞くことができた。
・進学選択の話について様々な立場の方からの話が聞けて、とても勉強になった。
・新入生やさまざまな経歴のサポーターと話すことで、今まで気づかなかった価値観や物事の捉え方を発見することができました。通常のサークルや授業では経験できないことで、非常に新鮮かつ充実した時間でした。
 
普段一緒にいる友達からは共感を得にくい悩みも、毎日会うような関係性ではない相手だからこそ打ち明けやすかったりします。忙しい学生生活で心に溜まったモヤモヤを取り除き、今後の学生生活、ひいては卒業後のキャリア・人生をより楽しく充実させるためのヒントを持ち帰れるようなイベントになっていたら幸いです。
今後も継続的に開催し、回を重ねるごとに学生ネットワークを広げていきたいと考えています。次回は夏休み前後に開催予定です。学年・性別・所属に関わらず、学生みなさんの参加を歓迎します。第2回でお会いしましょう!