理系進路選択支援イベント2019「農学系女子最前線」

ポスター一部
今回は、8月8日(木)に東京大学弥生キャンパスにある弥生講堂一条ホールで催された、講演「農学系女子最前線」&座談会「もっと知りたい!農学系女子最前線」に伺いました!
このイベントは農学部に興味のある女子中高生とそのご家族に向けたイベントで、大きく分けて講演と座談会の2部構成になっていました。農学部卒業生のその後の進路や、現役学生から実際の農学部生の生活をたくさん聞くことができる内容となっていました。

2019.8.8
リポート/学生ライターK.N (工学系研究科 修士1年)

キャンパスやイベントはどんな様子?

  • ハチ公像

弥生キャンパスは農学部に関係する建物が多くあり、ハチ公像もあります!
今回のイベントは東京大学オープンキャンパスと同時開催ということで、大学構内にはたくさんのひとがいました。
 
  • 弥生講堂

今回のイベントの参加者は100人以上!親子で参加している方や、1人で来ている中高生もいました。途中から講演を聞きに来た方もちらほら...オープンキャンパスということで他にも様々なイベントを回っていたのかもしれません。実際に参加者の中には、「いろいろとオープンキャンパスを回るために調べていて、このイベントのことも知った」という方もいました。

キャンパス内は緑が多く、自然いっぱいという印象で、散歩しても楽しそうでした。
 
  • 弥生講堂内

弥生講堂内もウッディで優しい雰囲気でした。

東大農学部ってどんなところ?

イベントの始めには東大農学部について説明がありました。
実は東大農学部には牧場や演習林など付属施設が豊富!なんと北は北海道まであり、泊まりで演習に行くこともあるそうです。地方にある大学であれば広い土地を持っていそうですが、東京にある大学でも演習地を各地に持っているのですね。
  • 講演の様子

講演「農学系女子最前線」

いよいよ農学部卒業生による講演が始まりました。講演者は3人おり、子育て中という方もいました。今回の講演では、大学受験・学部選択から現在の仕事に至るところまでお話がありました。女子中高生の立場からすると、大学のさらに一歩先の話になりますね。保護者の立場からすると、大学卒業後の進路は気になるところだったのではないでしょうか。
私が中高生のときは、大学卒業後のことまで知る機会はあまりなかったので、大学の一歩先の話まで聞くことができる素晴らしい機会だなと感じました。

座談会「もっと知りたい!農学系女子最前線」

  • 座談会

講演後は、講演もしていた卒業生の方や、現役女子学生と直接話すことができる座談会が開かれました。ホールを出たところに机とイスが用意され、参加希望者は受付後、そこでお茶を飲みながら順番に話をすることができました。講演では学部選択や就職など具体的な進路の話が主でしたが、座談会では実際の学生生活のことを聞いている中高生もいました。
  • 座談会2

座談会はとても和やかな雰囲気でした。一人ひとりとじっくり話をしていたので、参加者の皆さんも聞きたいことをたくさん聞くことができたと思います。

イベントを通じて

私は今回のイベントを通じて農学部の印象がガラッと変わりました。
皆さんは農学部というとどのようなイメージを持っていますか?
私はこれまで牧場や農場を思い浮かべていました。しかし、農学の分野はそれだけではありませんでした。他にも水圏生物科学、緑地や森林などに関する環境学、獣医学など多岐にわたります。このイベントを通じて「こういうことも農学部で勉強・研究しているのか」と驚きが多かったです。

参加者の方にも感想を伺うと、同じように、
「思っていたより農学部は幅広い分野を扱っていて驚いた」とおっしゃっていました。

その後の進路についても卒業生3人から講演があり、いくつかのパターンの進路を知ることができる、まさしく農学系女子の「最前線」を知るイベントでした!