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Research News

人からイヌにうつるあくびと共感性

あくびの伝染には飼い主とイヌの絆が重要であることを証明

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総合文化研究科・教養学部
2013/08/21

私たち人間は、見知らぬ人のあくびよりも親しい人のあくびの方がうつりやすいことが知られています。しかし、イヌでも同じような現象がみられるか、十分な検証がなされていませんでした。

© Toshikazu Hasegawa, 人からのあくびが犬に伝染する様子

日本学術振興会外国人特別研究員(現:東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻特任研究員)のテレサ ロメロ研究員、同研究科博士課程・日本学術振興会特別研究員(現:京都大学野生動物研究センター・日本学術振興会特別研究員PD)の今野晃嗣研究員らの研究グループは、人がイヌに向かってあくびの動作を演じて見せるという実験を行った結果、見知らぬ人のあくびよりも飼い主のあくびの方がイヌに伝染しやすいことを明らかにしました。さらに、実験中のイヌの心拍を計測することにより、飼い主のあくびを見た場合と見知らぬ人のあくびを見た場合とでイヌの不安やストレス反応に差がないことを明らかにしました。

この成果は、イヌとヒトの間でもあくびがうつることを証明しただけでなく、その現象が生じるためにはイヌと飼い主の感情的な結びつきが重要であることを示唆しています。今後、人からイヌへのあくびの伝染しやすさについて犬種差や個体差を明らかにすることで、人間社会で活躍する作業犬としての適性を判断できるようになることが期待されます。

プレスリリース

論文情報

Romero T., Konno, A. & Hasegawa, T.,
“Familiarity bias and physiological responses in contagious yawning by dogs support link to empathy”,
PLOS ONE Online Edition: 2013/08/07 (Japan time), doi: 10.1371/journal.pone.0071365.
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