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第125回(平成29年春季)東京大学公開講座
「爆発」
開催日時・プログラム
SCHEDULE/PROGRAM
時間 | 講義題目 | 講師 | 所属・職名 |
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12:50-13:00 | 開講の挨拶 | 武田 洋幸 | 企画委員長/理学系研究科長 |
13:00-13:50 | 「ガス爆発・粉じん爆発の現象解析と防御技術」 | 土橋 律 | 工学系研究科 教授 |
14:10-15:00 | 「資産バブルと爆発」 | 柳川 範之 | 経済学研究科 教授 |
15:20-16:10 | 「重力波でさぐる宇宙の大爆発」 | 安東 正樹 | 理学系研究科 准教授 |
16:20-17:10 | 総括討議 | 横山 順一 | 理学系研究科 教授 |
時間 | 講義題目 | 講師 | 所属・職名 |
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13:00-13:50 | 「硝煙のなかの中国史」 | 吉澤 誠一郎 | 人文社会系研究科 准教授 |
14:10-15:00 | 「感染爆発:インフルエンザパンデミック」 | 堀本 泰介 | 農学生命科学研究科 教授 |
15:20-16:10 | 「AI for science: データと計算量の爆発」 | 岡田 真人 | 新領域創成科学研究科 教授 |
16:20-17:10 | 総括討議 | 戸塚 護 | 農学生命科学研究科 准教授 |
時間 | 講義題目 | 講師 | 所属・職名 |
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13:00-13:50 | 「政治への不満が爆発するとき-トランプ現象を事例として」 | 久保 文明 | 法学政治学研究科 教授 |
14:10-15:00 | 「ゲノムデータ爆発とアルゴリズム」 | 渋谷 哲朗 | 医科学研究所 准教授 |
15:20-16:10 | 「火山噴火と災害」 | 中田 節也 | 地震研究所 教授 |
16:20-17:10 | 総括討議 | 受田 宏之 | 総合文化研究科 准教授 |
17:10-17:20 | 閉講の挨拶 | 松木 則夫 | 理事・副学長 |
インターネット動画公開
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2017年6月3日
2017年6月3日
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2017年6月17日
2017年6月17日
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2017年7月1日
2017年7月1日
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■開講にあたって
爆発は、自然界及び人類社会のあらゆる場面で見られます。私たちが住むこの宇宙は、すべての物質とエネルギーが一点に集まった超高温・超高密度の状態から急速に膨張する大爆発で始まったと考えられています。また恒星内における核融合反応や巨大な恒星の終末である超新星爆発など、宇宙はその始まりから今でも爆発現象に満ちています。地球上においても、火山の爆発的噴火、隕石の衝突など、莫大なエネルギーの放出を伴う爆発現象が頻繁に起きており、生物が生存の危機にさらされることもしばしばありました。しかし一方、人類は爆発現象を理解し、制御することで、爆発により放出される莫大なエネルギーを手に入れ、活用できるようになりました。爆発を精密に制御することで、エンジンの高性能化、ロケット、原子力発電などが実現しました。一方、爆発という単語は物質や気体の膨張のみならず、急速に増大する状況の比喩として様々な場面で用いられます。例えばカンブリア紀における多様な生物種の急速な出現はカンブリア爆発と呼ばれ、この他にゲノムデータ、人口、疾病、計算量やデータの急激な増加も爆発という言葉が当てられます。もちろん政治や経済の分野でも使われています。爆発は決してネガティブな事象を指すものではなく、それを研究し、理解することでパラダイムシフトがもたらされることもあります。最初にあげた宇宙創成のビッグバンはもちろんのこと、カンブリア爆発の研究によっては、新しい進化多様性の概念が生まれています。
今回の公開講座では、自然科学、工学、人文・社会科学、医療などの分野で爆発現象を研究する9名の研究者に登場してもらいます。爆発現象の本質からその応用、そして人類社会へのインパクトまで、皆さまと一緒に考えてみたいと思います。
第125回東京大学公開講座企画委員会
委員長 武田 洋幸
(東京大学大学院理学系研究科長)