東大生からコロナ禍で頑張る受験生へ!アドバイスや勉強のコツをお伝えします(後編)|『Stay Home, but our Heart is on Campus!』第3回

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第3回『東大生からコロナ禍で頑張る受験生へ!アドバイスや勉強のコツをお伝えします(後編)』

『Stay Home, but our Heart is on Campus!』
3回目となる今回は、前回紹介した「コロナ禍で頑張る受験生へのアドバイスや勉強のコツ」後編となります!
 
学校をはじめ、塾や予備校なども休校期間が延長となり、受験生の皆さんも不安な日々が続いているかと思います。
ぜひ東大生からの前向きなアドバイスを参考にして、この状況を乗り越えていきましょう!

『日々の小さな積み重ねと、元気に努力し続けることが大切』

学校がない中で勉強しなければならず、自分の勉強は合っているのかな、など沢山の焦りや不安を抱えてしまうかもしれません。勉強しなければいけないのに勉強が手につかなかった、という日もあるかもしれません。私自身、長期休暇や受験直前期は家で勉強していたのですが、一人で勉強していると、今日本当はもっと勉強できたんじゃないか、など毎日反省ばかりで、本当によく落ち込んでいました。けれど「元気に努力し続ける」ことが一番大切なのではないかと振り返ってみて思っています。これが解けたら合格に一歩近づく、と前向きに勉強すると、落ち込んでいる時よりも頭に入ってきて、もっともっと頑張れるというサイクルに入れると思います。それ故、月毎の参考書などを書き込んだ年間予定表を作り、部屋に貼って心を落ち着かせていました。それでも不安な時には大好きな友達に電話をして、声を聞くと自然と元気が湧いて前向きになれるのでおすすめです。(教養学部・2年)​
 
できるときにできることをすることが大切に感じます。小さな積み重ねがきっと素敵な結果に繋がると思います。(教育学部・4年)

『大変な時期だからこそ、自分の心と体にしっかり向き合って』

外出ができない、友達と会えないので受験勉強の気分転換ができず心身ともにとても大変な時期だと思います。ただでさえストレスフルな期間です、まずは自分の心身の健康に気をつけることが一番重要かなと考えます。参考にしたホームページによると、ストレスの対処には、[1]気づく[2]原因を知る[3]対処するステップがあるそうです。自分がストレスを抱えているのかどうか、何故なのか、そして自分はこれまでどう対処してきたかを、このタイミングで振り返るのもいいかもしれません。実際、受験期直前になるとより強いストレスを感じることもあります。今だからこそ、ぜひ自分の心と体に向き合ってみてください。​(医学系研究科修士課程・2年)
 

『不安な状況でも、楽しんで勉強に取り組むように』

いろいろなことが不安に感じていると思いますが、やるべきことは変わらないと思います。勉強は辛いと思うとつまらないし本当に辛くなってしまうので、できるだけ楽しんで取り組むといいと思います。私は好きな教科、単元とそうではないものを交互にやったり、時間を決めて集中してやるようにしたりしていました。(教養学部・2年) 

『様々な”きっかけ”や“出会い”を大事に』

私は愛知県の中でも緑が大変豊かな地域で育ちました。中学の時、数学の先生に「日本ジュニア数学コンクールに出てみないか」と言われ出場したことがきっかけで、数学の虜になりました。一般に数学の問題は解が一つですが、その解答に辿り着くまでには様々な解法が存在し、それらを見つけ、新しいアプローチに出会うことを非常に楽しく感じたのです。私が大切にしているモットーに「出会い」というキーワードがあります。人との出会いは勿論のこと、ひらめきや思考材料、解法など様々な出会いにワクワクすることができるからです。中高生の勉強は正解にこだわる余り技巧的になりがちですが、反復練習を重ねていると解答の道筋にとても面白いことが浮かび上がってきます。一つの公式や定理からどんな問題が考えられるか、自分で作ってみることも楽しいです。自宅で過ごす時間が長いと思いますが出会いは常に溢れています。元気を出して頑張っていきましょう。(理学系研究科博士課程・1年)
  • この写真は東京大学本郷キャンパス上空から撮影したものです。受験生の皆さんにとって、今はとても大変な時期だと思いますが、少し視点を変えると今までとは違ったものが見えてくるかもしれません。ぜひピンチをチャンスに変え、精一杯自分の力を伸ばしてくださいね。


前後編でお送りした東大生から受験生のアドバイス、いかがでしたか?

今年は大型連休もSTAY HOME週間となってしまい、受験生の皆さんもなかなか息抜きができず、気づかないうちにストレスや疲れをため込んでいるかもしれません。
勉強に打ち込むのも大切ですが、たまには友人や同級生たちとビデオ通話などでじっくり話をして、息抜きをしてみるのはいかがでしょうか?また、こういった機会を利用して、手紙を書いてみるのも新鮮でいいかもしれませんね。

次回は、東大生のみなさんに聞いた『友人や家族と連絡を取る頻度や連絡手段、家族へ伝えたいこと』について紹介します!