東大生からコロナ禍で頑張る受験生へ!アドバイスや勉強のコツをお伝えします(前編)|『Stay Home, but our Heart is on Campus!』第2回

スライダー画像

第2回『東大生からコロナ禍で頑張る受験生へ!アドバイスや勉強のコツをお伝えします(前編)』

Campus Voiceでは、東大生のコロナ禍での過ごし方について、アンケート結果やインタビューを紹介し、少しでも皆様の不安を解消できればと、緊急企画『Stay Home, but our Heart is on Campus!』を始動しました。 
 
第2回目となる今回は、東大生のみなさんに「コロナ禍で頑張る受験生へのアドバイスや勉強のコツ」について聞いてみました!
 
学校が臨時休校になり、友達や先生とも会えず、自宅で勉強し続けるも、なかなか気分転換ができないという受験生も多いのではないでしょうか。東大生から前向きなアドバイスをもらいましたので、ぜひ参考にしてみてください。

『自分で勉強する習慣をつける良い機会に。』

授業がなかったり、塾に通えなかったり、不安な状況だと思いますが、受験でも大学での勉強でも結局強いのは、自分で本を読み、自分のものにできる人です。私も完ぺきにそうできるわけではありませんが、宿題を課した先生のプレッシャーなしでも勉強ができるようになれば最強なので、この機会にその習慣をつける努力だけでもしてみると、意外とはまってどんどん勉強できるかもしれません。またこの世代の受験生はのちのちまでこの話題ができます!逆境を逆手にとってがんばってください。応援しています。(教養学部・1年)
​​
今はコロナ禍で大変かと思いますが、自分で勉強する癖をつける良い機会でもあると思います。私は自習をするときに「計画を立てる」「目標を決める」ということを大切にしていました。受験勉強のときは気持ちが焦ったり、どんなに勉強しても足りていないような気分になったりするかと思います。そういうときに「今日はこれをする」「今週はこの単元を強化する」などと決めて取り組むと、不安な気持ちになるときも「自分はこれだけやったから大丈夫だ」と思えるようになります。実際、私はその積み重ねで受験本番も「私は今までやれることはやってきたからこれでダメだったらしょうがない」と良い意味で開き直ることができました。​しかし結局一番大事なのは「体調管理」です。よく寝てよく食べることを大切にして、勉強頑張ってください!(文学部・4年)
 
計画を立てて勉強することが大切だと思います。学校での授業がない分、自分一人で受験勉強をしなければいけないのでとても大変で心細いと思いますが、今自分に足りていないのは何かをよく考えて計画を立ててみてください。友達同士でわからないところを教えあったり、目標を共有したり、ときには雑談をしたりすることも、とても良いと思います。大変だと思いますが頑張ってください!(教養学部・2年)​

『会うことができない分、友達も勉強していると感じられる工夫を』

受験生時代は、塾の友達とLINEで通話しながらの勉強をよくしていました。他の人がやっていると自分もやる気になるのでおすすめです。また、勉強時間の記録アプリも使っていました。対面でなかなか会えない分、友達も勉強しているというのをどこかで感じられる工夫をしてみてはどうでしょうか。​(教育学研究科修士課程・2年)
 
自分だけで頑張るのはとても大変だと思うので、定期的に友達と話す時間を作ってお互いに刺激を与える機会を作れるといいと思います。(教養学部・2年)
  • 農学部のある東京大学弥生キャンパスには、「忠犬ハチ公」で有名なハチ公と上野英三郎博士の像があります。ハチ公像といえば渋谷を想像する人が多いかもしれませんが、この像は駅で待っていたハチ公と上野博士がじゃれあって再会を喜ぶところを捉えたものです。仲良く触れ合う姿に癒されますね。ハチ公像の向かいには農学生命研究科所蔵の貴重な資料を展示している農学資料館もあります。(※現在は新型コロナウイルス感染防止のため臨時休館中)新型コロナウイルス感染症が終息したら、中高生の皆さんもぜひキャンパス内で東京大学の雰囲気を味わってみてください。

『自分の実力を見つめなおすチャンス、目標としっかり向き合う時間を』

学校や塾がお休みになり、不安が大きいことと思います。ただこの状況をポジティブに捉えるならば、「誰かに言われてやる」勉強ではなく、「自らの目標と実力を見つめ直して、能動的にやる」勉強ができるチャンスであるとも言えます。ぜひ、自分にとって最適と思われる勉強方法を、自分のペースで進めてみてください。きっと楽しいと思います。(法学部・4年)​
 
最近、周りの友達や先生と気軽に会う時間を持つことができないですよね。考え方を変えると、自分や受験校としっかり向き合うことができる時間がたくさんあると言えるかもしれません。試験で求められる問題のレベルはどの程度か、自分が志望校に受かるために必要なことは何か、自分が得意な分野・不得意な分野は何か、やる気が出るタイミングはどんなときか、など自己や受験校の理解を深める時間に使えるといいのかなと思います。一緒に頑張る人たちと会えなくて、苦しく感じることもあると思いますが、「今自分ができること」に集中して充実した時間を過ごしてほしいなと思います!応援しています!(総合文化研究科修士課程・1年) 



東大生からの前向きなアドバイス、いかがでしたか?受験生の皆さんは、本当に大変な時期だと思いますが、心と体の管理をしっかり行って、無理のないように、自分に合った勉強方法を見つけてくださいね。
 
勉強に集中できないときは、ぜひ、第1回『自宅での勉強に集中するための工夫はありますか?』も参考にしてください。
 
『Stay Home, but our Heart is on Campus!』いかがでしたか?
次回は、『東大生からコロナ禍で頑張る受験生へ!アドバイスや勉強のコツをお伝えします(後編)』 です!お楽しみに!