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日本型ネイチャーポジティブとは?(東京大学農学部150周年記念関連シンポジウム)

2025.3.21 関連イベント

自然と共生する社会を目指すために、自然環境や生物多様性の損失を止め、流れを反転させる手法について、議論が国際社会で活発化しています。これに向けては社会の根本的な変革(transformative change)が必要となっているとの声もあります。

私たちは、そのような中でも、もう一度、現場での人々の取り組みに立ち返り、対応を議論することが重要だと考えています。例えば、農業の生産現場などでネイチャーポジティブの取り組みを新しく始めたいと考えても、そのための資金を調達する必要があります。しかしビジネス化のアイデアや課題などに定型的なものはなく、各事例も関係者の中でも共有できていないのが現状です。自然と共生する活動の価値をどう創造することができるのか、ビジネスと消費者の間を繋ぐ方策や、サステナブルファイナンスの実現化に向けた新しいアイディアが必要となっています。地形が多様で降雨量が多い日本では、条件に適用した独特の取り組みもなされています。この取り組みを議論し、世界の中での日本の立ち位置をしっかりと認識することが重要です。

これらの課題について、東京大学の学生や教員、スタートアップ企業、生産現場の関係者などを交えて対話を行い、新しい気づきを得ることが、このシンポジウムのねらいです。またシンポジウムでは、東大発の産官学ネイチャーポジティブ・ネットワークの立ち上げを目指します。

東京大学農学部では、生き物の力で社会を変え、そして多様な生き物を社会で守る仕組み、私たちはこの仕組みをどう構築するかを考えています。皆さんも、私たちと一緒に考えてみませんか?

ポスター
開催日時 2025年3月26日(水)13:30-17:40
場所 弥生講堂(農学部弥生キャンパス内)
定員 300名

申込方法

お申込等の詳細は、以下HPよりご確認ください。