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部局長の交代のお知らせ

平成26年4月1日付で、下記のとおり各部局長の交代がありました。新部局長を紹介するとともに、退任された部局長のご挨拶を掲載します。

  新部局長 前部局長 任 期
大学院法学政治学研究科長・法学部長 西川 洋一 山口 厚 平成26年4月1日~
平成28年3月31日
大学院工学系研究科長・工学部長 光石 衛 原田 昇 平成26年4月1日~
平成29年3月31日
大学院理学系研究科長・理学部長 五神 真 相原 博昭 平成26年4月1日~
平成28年3月31日
大学院薬学系研究科長・薬学部長 嶋田 一夫 堅田 利明 平成26年4月1日~
平成28年3月31日
大学院数理科学研究科長 坪井 俊 (再任) 平成26年4月1日~
平成28年3月31日
大学院公共政策学連携研究部長・教育部長 城山 英明 伊藤 隆敏 平成26年4月1日~
平成28年3月31日
宇宙線研究所長 梶田 隆章 (再任) 平成26年4月1日~
平成28年3月31日


【退任のご挨拶】

前大学院法学政治学研究科長・法学部長
山口 厚

退任にあたって

 2年の任期を終え、退任することになりました。任期中最大の課題は、全学の教育改革の動きと連動した法学部教育の改革でした。在任中、その前提条件の整備、基本的な方向性の検討を行いましたが、具体的・詳細な制度設計はこれからです。次期研究科長のリーダーシップにより教育改革はさらに推進されるものと思います。
 法学部は、現在、ある意味で、一種の「曲がり角」にさしかかっているように思います。在任中、このことを強く感じました。今後の教育・研究の在り方については、引き続き真剣な検討を続けていくことが求められましょう。
 解決すべき課題は尽きませんが、2年間の任期を何とか乗り切ってこられたのも、研究科・学部の執行部・事務部、さらには総長・理事をはじめとする大学本部のお力添えによるものと思います。多くの方々のご助言、ご支援に感謝したいと思います。

   

前大学院工学系研究科長・工学部長
原田 昇

二年間を振り返って

 二年の任期を満了し退任できることに関して、企画委員の皆様をはじめとする関係の皆様全てに感謝したいと思います。世界トップの教育研究組織を目指し、高度人材育成を強化するグランドデザインをまとめ、その実現に向けて踏み出した二年間であったと思います。研究科運営体制の強化、新しい人事制度の設計と適用、企業対話など博士キャリアパスの明確化、留学生獲得戦略の立案と方面別施策への着手、リィーディング大学院の申請成功と運用、工学教程の定常化、新三号館の完成と研究科内スペース配分の見直しなど、活発な研究教育活動を支える様々な改革を進めました。工学系の組織力が最も発揮されたのは、秋入学から総合的教育改革に至る議論で、多様な意見が飛び交いましたが、実質的な教育改革に全学的に取り組む方向性が見えたことで、工学系の中は同意に至ることができました。不確実性の大きい時代を、工学系が力強く進んでいくことを期待しています。

   

前大学院理学系研究科長・理学部長
相原 博昭

理の意味を知る

 恥ずかしながら、理学系研究科長になって始めて「理」の意味を知りました。「玉を磨いて筋を顕す」の意があるそうです。この2年間、自らの研究科の筋金入りの教員に叱咤激励され、また、我が筋は他者の筋にあらずという自明の理を身を持って体験する毎日でした。東大の強みは、個人、そして組織のbreadthにあると思います。多くの筋を許容し、そして、飲み込んで、強い大きな一体に成長したのだと思います。総長の筋、役員の筋、部局長の筋、そして教員の筋、これらが複雑に絡まった多様体が東京大学なのではないでしょうか。根は深く、かつ上昇志向は強烈です。この多様体に外部から玉が集まって来る限り、東京大学は、それらを磨き潜んでいた筋を顕せばよいのです。玉を引き寄せ、筋を明らかにするための自己改革を続ければ、東大という多様体はさらに成長し、輝きを増すのではないでしょうか。本学の持つ幅の広さと奥行きの深さに、あらためて敬意を表します。

   

前大学院薬学系研究科長・薬学部長
堅田 利明

還暦後の任期2年間を振り返って

 還暦後に部局長を拝命して過ごした2年間ですが、大きなトラブルもなく任期を終えることができました。薬学系研究科・薬学部は、東大内で最小というサイズが幸いしてか、教職員・学生間の絆が強い一体感・団結力のある部局です。就任前に、部局内では長らく建築委員長、教務委員長として、建物全体の2/3を超える部分の新営・改修、さらに学部四・六年制学科の併設に伴う大学院薬学教育課程の再編など、「器作り」を手掛けてきました。部局長就任後は、リーダーシップを発揮しつつも現場感覚を最大限尊重することをモットーに、「器に魂を入れる」ことに少なからず貢献できたと思っています。全学レベルでは、学部教育の総合的改革をはじめとした多くの取り組みを通じて、他部局の様子を含めた国立大学法人「東京大学」という組織を様々な視点から勉強させて頂きました。科所長や総長・理事の先生との会合・懇親会から、さらに、後半1年は入試実施委員長職という貴重な体験も加わり、世界観が大きく広がったように思います。これまでサポートして下さった本部関係者、そして部局の教職員・学生の皆様に感謝しますと共に、今後も微力ながら、本学並びに薬学系研究科の更なる発展に貢献したいと考えております。

   

前大学院公共政策学連携研究部長・教育部長
伊藤 隆敏

退任のご挨拶

 3月31日をもちまして、公共政策大学院の院長を退任、同時に東京大学を早期定年退職することとなりましたので一言ご挨拶申し上げます。公共政策大学院は2004年に(日本人学生の)2年間の専門職(修士)課程としてスタートいたしました。これまでの10年間のうちに、公共政策大学院は、国際化にむけて大きく発展いたしました。英語で教育する国際プログラム(定員30名)を開始、海外の主要な公共政策大学院9校と毎年の学生交流を実施、うち、6校とはダブル・ディグリー(東大で唯一)を実施するまでになりました。
 とくに、院長としての2年間の間には、学内数箇所に分散している施設の集結にむけた新棟建設のための概算要求をおこない採択されたこと、公共政策大学院が中核となり申請した博士課程教育リーディングプログラムが採択されたこと、などが印象に残っております。これからも、公共政策大学院がますますの発展をいたしますよう祈りつつ、院長退任、東大退職のご挨拶とさせていただきます。

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