東京大学学術成果刊行助成 (東京大学而立賞) に採択された著作を著者自らが語る広場
増税の合意形成
増税はどの国でも、いつの時代でも、人々の反発を招きやすい不人気な政策といわれる。民主主義体制下で有権...
ジャコモ・レオパルデ...
「おお優美な月よ、ぼくは覚えている (……) おまえはあの時も今と同じよ...
自白法則の理論的構造
本書は、筆者が東京大学大学院法学政治学研究科に提出した、いわゆる助教論文を基にするモノグラフである。...
公判外供述の証拠使用...
近時、直接主義・口頭主義が強調されつつ、2016年の刑事訴訟法等の改正にあたっては取調べ及び供述調書...
戦国期日本の対明関係
日本と中国とのあいだでは、今日にいたるまでのさまざまな年代において、そのときどきの情勢に応じた関係が...
晉唐道敎の展開と三敎...
21世紀の現在、中国語圏において厄祓いや病気を治療する方法として、「符水」(呪文が書かれるお札を燃や...
革命的知識人の群像
知識人とはなにか? 人文知について関心を抱いたひとの多くが、一度はそうした疑問をもったことがあるので...
芸術する人びとをつく...
人は社会によってつくられ、社会をつくっていきます。 本書は、芸術の道を志す人びとが社会の中で芸...
一なるキリスト・一な...
「一なるキリスト・一なる教会」というタイトルを掲げているものの、実際のところ本書は、「一」を目指しな...
金石範の文学
本書は、在日朝鮮人作家・金石範 (キム・ソクポム、1925~ ) の『鴉の死』から『火山島』までの作...
鉄道会社の異常時放送...
近年、大都市圏の鉄道において、事故や災害などで列車の運行が突然停止したり、大きく乱れたりする輸送障害...
翻訳を産む文学、文学...
村上春樹という作家の文化的ルーツの一つに七〇年代の翻訳文化があることを見定めた本書は、実際の翻訳書や...
〈叫び〉の中世
ヨーロッパの中世。輝かしい文化・文明が生まれた「古代」と、その古代文化が復興し技術や芸術が咲き誇った...
「予科練」戦友会の社...
人生は戦場よりずっと広い ――「人間は戦争よりずっと大きい」という言葉をあとがきで引用したけれども、...
日米交流史の中の福田...
福田なをみ (1907-2007) は、戦前・戦中・戦後と日米関係が劇的に変化する状況下で両国にある...
子どもと法
子どもと大人で扱いが違うのは当然だと考える人は多い。子どもと大人の区別は、あたかも自然で普遍的で絶対...
子どもの学習を問い直...
学習は多くの人にとって身近な話題であり、これまでの人生で学習について考えたことがある人は少なくないだ...
占領期ラジオ放送と「...
博士論文をもとにした本書の特徴は、その出生地が駒場でなければ実現しなかった学際性にある。 &nbs...
トクヴィルと明治思想...
Chers Mesdames et Messieurs au Japon. 私はア...
オレーシャ『羨望』草...
作家になりたい、小説を書いてみたい、という夢を、少なからぬ人が1度は抱いたことがあるのではないだろう...