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白と山吹色の表紙

書籍名

真理の探究 仏教と宇宙物理学の対話

著者名

佐々木 閑、 大栗 博司

判型など

257ページ、新書判

言語

日本語

発行年月日

2016年11月30日

ISBN コード

9784344984394

出版社

幻冬舎新書

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真理の探究

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心の動きを観察して人間の真理を追及する仏教と、科学的方法によって自然界の基本法則を見極めようとする物理学は、アプローチは異なるが、この世界の真理を探求するという目的は同じである。本書では、仏教学者と物理学者の対話を通じ、仏教の発展の歴史を振り返り、現代物理学の最先端が明らかにした宇宙の姿をふまえた21世紀の仏教を考える。

 

(紹介文執筆者: カブリ数物連携宇宙研究機構 機構長 大栗 博司 / 2020)

本の目次

序 心のフィルターを外す営み‐仏教と物理学の接点
第一部 宇宙の姿はどこまでわかったか
第二部 生きることはなぜ「苦」なのか
第三部 「よく生きる」とはどういうことか
特別講義I 「万物の理論」に挑む
特別講義II 大乗仏教の起源に迫る

関連情報

書評:
(文庫・新書・新書)『真理の探究』佐々木閑、大栗博司著 (日本経済新聞 2016年12月18日)
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO10795970X11C16A2MY6000/
 
本書は韓国語にも翻訳された。
 
大栗博司 受賞歴:
理論物理学における業績に対し、紫綬褒章、アメリカ数学会アイゼンバッド賞、ドイツ連邦共和国フンボルト賞、ハンブルク賞、サイモンズ賞、仁科記念賞、中日文化賞などを受賞。アメリカ芸術科学アカデミーとアメリカ数学会のフェロー。 
 
科学解説書『大栗先生の超弦理論入門』(ブルーバックス) に対し講談社科学出版賞を受賞。科学監修をした映像作品『9次元からきた男』は、国際プラネタリウム協会最優秀教育作品賞を受賞し、6か国語に翻訳されて世界各地で公開されている。

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