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川の増水量を図る装置の写真

書籍名

東京大学演習林生態水文学研究所リーフレット・シリーズ1 東京大学赤津研究林の見どころ -2016年改訂版-

判型など

30ページ、A5判

言語

日本語

発行年月日

2016年3月

ISBN コード

978-4903321233

出版社

東京大学演習林出版局

出版社URL

書籍紹介ページ

学内図書館貸出状況(OPAC)

東京大学赤津研究林の見どころ

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生態水文学研究所 (旧愛知演習林) の赤津研究林が設置されたのは1922 (大正11年) です。荒廃した地域の森林を蘇らせたり、土砂流出を抑制したりするための技術開発を設立当初の目的としていました。また、森林から流れ出る水の量の測定を継続して行ってきました。
 
現在では設置当初より行っている水量測定で得られた長期データを基礎に、森林の土壌、植生、水、土砂との関係を解明しようとしています。同時に研究者や学生だけでなく、一般市民の皆さんにも当研究所のことを知っていただけるよう公開講座などを1997年から企画しています。
 
このリーフレット(1)「東京大学赤津研究林のみどころ―2016年改訂版―」は、利用者の皆さんが赤津研究林を見学する際に役立つ情報や注意していただくことをまとめたものです。リーフレットは500円と安価で携帯しやすいので、手軽にフィールドに持っていくことができる、まさに、赤津研究林必携の書といえます。ぜひ本書を手に赤津研究林を訪れて、新しい魅力を発見してみてください。
 
「東京大学演習林出版局では、東京大学大学院農学生命科学研究科附属演習林という1つの附属施設が独自に運営しているユニークな出版局です。この出版局では、主に演習林の教職員が著者となった書籍、リーフレット、ブックレットなどを発行しており、各出版物の概要は演習林のウェブサイト (https://www.uf.a.u-tokyo.ac.jp/publish/) から見ることができます。大学演習林に行く前に、その演習林に関する書籍やブックレット、リーフレットなどをご覧いただくことで、演習林をより深く楽しむことができると思います。なお、東京大学演習林出版局の書籍は、農学部生協、駒場生協で購入することができます。
 

(紹介文執筆者: 農学生命科学研究科・農学部 准教授 後藤 晋 / 2021)

本の目次

森に入る前に
ようこそ赤津研究林へ
森林,植物
鳥類,動物,昆虫
モデルコース
モデルコースの概要
A 赤津宿泊施設
B 白坂気象観測露場
C 白坂量水堰
水質の調査
白坂量水堰の砂出し
ヤマガラとシジュウカラの繁殖生態調査
D~G 白坂小流域
長期生態系プロット
H,J 測量学実習用測点,Iハゲ山
K 東海豪雨による崩壊跡地
L 間伐を遅らせたヒノキ人工林
M 小長曽陶器窯跡
利用の方法

関連情報

東京大学大学院農学生命科学研究科付属演習林 生態水文学研究所ホームページ
https://www.uf.a.u-tokyo.ac.jp/eri/
 
関連情報:
ツクワカ実験室:東京大学赤津研究林で森の循環を学ぶ(瀬戸市) (TSUKURU TO WAKARU 2018年5月9日)
https://tsukuwaka.com/post-2315/
 
東京大学付属演習林生態水文学研究所って? (『広報せと』 2016/8/1号)
http://www.city.seto.aichi.jp/files/seto90/pdf/2016/160801_P02-05.pdf
 
第 26 回 東海陸水談話会 「赤津研究林から生態水文学を考える」の報告 (『陸の水』No. 65 2014年7月11日)
http://www.rokujogata.net/nodam/wp-content/uploads/2015/01/%E8%B1%8A%E5%B7%9D%E3%81%AE%E6%B2%B3%E5%B7%9D%E7%92%B0%E5%A2%83%E6%94%B9%E5%96%84_%E7%A0%82%E7%A4%AB_%E9%99%B8%E3%81%AE%E6%B0%B4%EF%BC%88No.65%EF%BC%89_%E5%B8%82%E9%87%8E.pdf
 
小島智史 (公害対策・環境保全委員会 副委員長)
弁護士会ライブラリー:東大演習林への視察で学んだ森と水と人の関係 (愛知県弁護士会会報『SOPHIA』 2014年2月号)
https://www.aiben.jp/page/library/kaihou/2602_03_moritomizu.html

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