銀河同士の相互作用で促進される超巨大ブラックホールの成長
多くの銀河の中心には超巨大ブラックホールがあることが知られています。それらは実に太陽の百万倍から十億倍といった重さですが、一体どのようにしてそこまで巨大に成長したのかは、いまだ謎のままです。
東京大学数物連携宇宙研究機構(IPMU)のジョン・シルバーマン博士は、国際チームCOSMOSとの協力で、チャンドラX線衛星と欧州南天天文台のVLT望遠鏡を用いた観測により、銀河同士の重力相互作用が超巨大ブラックホールの成長を促進させていることを明らかにしました。
論文情報
J. Silverman, P. Kampczyk ほか54名,
“The impact of galaxy interactions on Active Galactic Nucleus activity in zCOSMOS”,
The Astrophysical Journal オンライン版 arXiv:1109.1292 プレプリント
論文へのリンク