大隅良典先生のノーベル生理学・医学賞受賞にあたっての総長メッセージ
大隅良典東京工業大学栄誉教授の2016年ノーベル生理学・医学賞受賞に際し、心からのお慶びを申し上げます。 大隅先生は、東京大学教養学部を卒業した後、理学系研究科に進学、博士取得後、理学部にて助手、講師、教養学部にて助教授として研究・教育に従事されました。この間に、今回ノーベル賞受賞の研究テーマである、オートファジー(細胞が自らのタンパク質等の自己成分を分解して再利用する仕組み)の研究の端緒となる発見をされました。これは本学としても大きな誇りです。大隅先生は本学の誇る偉大な「知のプロフェッショナル」の先達のお一人です。 本学は、深い教養と基礎力に支えられた「知のプロフェッショナル」の育成に努め、これからも多様で卓越した学術研究を世界に発信し続けたいと考えています。 東京大学総長として、また、一研究者として、大隅先生の栄誉を心からお祝いするとともに、今後とも、本学が、我が国さらには世界の学術に大きな貢献ができるよう、いっそうの努力を重ねていく所存です。 東京大学総長 五神 真 対象者: 社会人・一般 / 在学生 / 受験生 / 留学生 / 卒業生 / 企業 |