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経済学研究科「経済専攻」・「マネジメント専攻」の設置について

掲載日:2015年3月12日

 2015年4月1日に、経済学研究科において、既存の全5専攻(経済理論専攻、現代経済専攻、経営専攻、経済史専攻、金融システム専攻)の統合により、経済専攻とマネジメント専攻が設置されます。本専攻の設置目的・概要等は次のとおりです。
 
1.設置の趣旨・必要性
 本学経済学部は、国際的な視野に立って実業界・官界・学界などで活躍する人材の養成を目的として、1919年(大正8年)に設置され、同大学院経済学研究科は、経済学・経営学での多様な分野において、国際的な先端性をもつ学問研究に従事する研究者を育成するとともに、高度な専門知識を実践的に駆使しうる人材の育成を目的として、1963年(昭和38年)に設置され、経済学・経営学の日本における代表的教育・研究機関として実績をあげてきました。しかし今後は、経済学および経営学内部の垣根を低くし、総合性と各領域の専門性の相乗効果を高め、上記の目的を追求する必要があります。
 こうした課題に対応するために、経済専攻では、専攻統合によって理論、統計、政策、歴史のジャンルを超えた総合的な教育研究体制を推進します。また、国際化に対応するために、英語教育プログラムを拡充し、分野横断的な総合的研究を目指す新たな教育プログラムを実施します。マネジメント専攻では、総合的な検討を必要とする企業経営に関する研究テーマ、たとえばM&Aについて、異なる専門領域の研究者が共同研究を行い、従来からの観点、方法論を超えた新しい知見を獲得し、それを広く社会に発信すると同時に、総合的見識を備えたビジネス・エリートを目指す学生を養成します。
 
2.教育課程編成の考え方
<経済専攻 博士前期・後期課程>
 経済専攻では、分野横断的な総合的知識を身につけさせるために、基礎科目を新たに設定します。基礎科目は、理論、統計、政策、歴史のジャンルの基礎的な科目からなっており、これらを履修することによって、幅広い見識を身につけることができます。経済専攻では博士前期課程を①専修コース、②研究者コースに分け、前者では博士前期課程修了後は実務界において幅広い知識を活用して国際的競争力のある人材を養成します。後者では、将来の経済学を担う次世代の研究者の養成に向けた専門的基礎教育を行い、博士前期課程では博士後期課程に通じる専門家としての大学院基礎教育を行います。
 
<マネジメント専攻 博士前期・後期課程>
 マネジメント専攻では、総合的な見識を必要とする企業経営を行うビジネスエリートを養成するために、基礎科目を新たに設定します。基礎科目は、マネジメントの基礎的な科目からなっており、これらを履修することによって、幅広い見識を身につけることができます。マネジメント専攻では修士課程を①専修コース、②研究者コースに分け、前者では修士課程修了後は実務界において幅広い知識を備えたビジネス・エリートの養成を目指します。後者では、将来の経営学を担う次世代の研究者の養成に向けた専門的基礎教育を行い、博士前期課程では博士後期課程に通じる専門家としての大学院基礎教育を行います。博士後期課程では研究者養成のための基礎修士教育を前提に、研究者及び高度専門的教育者の養成を目指します。
 
3.学位
経済専攻:修士(経済学)、博士(経済学)
マネジメント専攻:修士(経営学)、博士(経営学)
 
4.入学定員
経済専攻
博士前期課程:60人、博士後期課程:27人
マネジメント専攻
博士前期課程:50人、博士後期課程:8人
 

対象者: 社会人・一般 / 在学生 / 受験生 / 留学生 / 卒業生 / 企業


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