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【ノーベル日記 Day8】 ノーベル賞授賞式と晩餐会

掲載日:2015年12月11日

実施日: 2015年12月11日

ノーベル・ウィークの一連の公式行事の中で、最も重要なノーベル賞授賞式と晩餐会がアルフレッド・ノーベルの命日である12月10日に毎年行われます。梶田先生や他のノーベル賞受賞者は、午前中に本番の会場であるストックホルム・コンサート・ホールにて授賞式の予行演習に参加しました。
 

授賞式と晩餐会の前にマスコミの写真撮影に応じる梶田先生と奥様

ノーベル賞授賞式は、16時半からストックホルム・コンサート・ホールにて行われました。まず、ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団によるスウェーデン国歌が演奏されました。そして、ワルツが演奏される中、梶田先生や他の受賞者が、舞台中央から入場しました。梶田先生とマクドナルド先生は、物理学賞の選考委員会であるOlga Botner教授(ウプサラ大学)から「ニュートリノに質量があることを証明する、ニュートリノ振動の発見によりノーベル物理学賞を与える」と表彰されました。その後、スウェーデンのカール16世グスタフ国王からメダルと賞状を受け取り、国王と握手を交わしました。会場に向けて一礼した梶田先生には盛大な拍手が送られました。

授賞式後、梶田先生らはストックホルム市庁舎で催される晩餐会に向かいました。晩餐会では、梶田先生はソフィア王女をエスコートしながら、奥様はグスタフ国王にエスコートされながら、入場しました。ノーベル財団委員長のCarl-Henrik Heldin教授(ウプサラ大学)による乾杯の挨拶、国王による乾杯の挨拶に続き、さまざまなスウェーデンの音楽の演奏を間に挟みながら、4時間に及ぶ祝宴が催されました。

<関連リンク>
ストックホルム市庁舎
晩餐会の座席表

*【ノーベル日記】はノーベル・ウィークの期間中とその前後にお届けいたします。すべての記事はこちらからご覧になれます。



メダルと賞状を受け取る梶田先生
Copyright © Nobel Media AB 2015. Photo: Pi Frisk

授賞式会場のストックホルム・コンサート・ホール。授賞式の前日までは前の広場がクリスマスマーケットで賑わっていました

晩餐会会場であるストックホルム市庁舎の青の間。もともと青色にする予定で青の間と名付けられましたが、実際は煉瓦造りのホール
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