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日伊の国際ミュオグラフィ研究所 - International Virtual Muography Instituteが発足しました

掲載日:2016年11月16日

実施日: 2016年11月08日

2016年11月8日(火)に在日イタリア大使館において、日伊の国際ミュオグラフィ研究所発足が発表されました。
 
本研究所は日本とイタリアの二国間において、ミュオグラフィの開発を促進していく連携の一環として作られたものです。ミュオグラフィは、これまでは技術的に難しかった、火山の内部や地下に埋まっている建造物をのぞくことのできる新しい透視技術です。
 
在日イタリア大使館では、ドメニコ・ジョルジ駐日イタリア大使による歓迎の挨拶に続いて、東京大学地震研究所の田中宏幸教授、同総合博物館の関岡裕之特任准教授、イタリア国立核物理研究所およびサレルノ大学のクリスティアーノ・ボッツァ博士、国際日本文化研究センターの森洋久准教授が新しい研究所への期待をそれぞれ述べるとともに、本研究所のシンボルマークとなるロゴが初めて公開しました。
 
続いて、東京大学地震研究所長の小原一成教授とイタリア国立宇宙物理学研究所長代理のコッラード・ぺルナ博士が、ミュオグラフィ分野において協力していくことを確認するための国際協定に調印しました。この協定は2年前に地震研究所とイタリア国立核物理研究所およびイタリア国立地球物理学火山学研究所との間でそれぞれ結ばれた協定を拡張させるものです。



東京大学総合博物館の関岡裕之特任准教授がデザインした国際ミュオグラフィ研究所のロゴ。イタリア語でミュオグラフィを意味する文字列「MUOGRAFIA」が中央に配置された日本の火山を囲う構図は、日本とイタリアの連携を象徴している。

(左から右)東京大学総合博物館の関岡裕之特任准教授、同地震研究所の田中宏幸教授、ドメニコ・ジョルジ駐日イタリア大使、イタリア国立核物理研究所/サレルノ大学のクリスティアーノ・ボッツァ博士と国際日本文化研究センターの森洋久准教授。

国際協定の調印後に握手を交わす東京大学地震研究所長の小原一成教授とイタリア国立宇宙物理学研究所長代理のコッラード・ぺルナ博士。
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