ARTICLES

印刷

2023年度業務改革総長賞表彰式を開催 DXやD&Iを意識した業務改善の数々

実施日: 2023年12月20日

東京大学業務改革総長賞表彰式が、去る12月20日に大講堂(安田講堂)で開催されました。
今年度は昨年に引き続き、対面開催と並行しZoomによるウェビナー配信を行い、本郷地区キャンパス以外の教職員も参加しやすいよう配慮した表彰式を挙行いたしました。
表彰式では、全教職員を対象に募集した業務改革課題の中から選出された7課題(総長賞1課題、理事賞2課題、特別賞4課題)に対し、藤井総長ならびに角田理事(業務改革担当)から表彰状と副賞が授与されました。
また、組織として継続的に業務改善に取り組む姿勢が評価された1部局に優秀奨励賞が授与されました。

表彰に引き続き、藤井総長による講話、受賞者による取組内容のプレゼンテーションが行われ、会場・ウェビナー参加を合わせて延べ800名以上の教職員が参加し、受賞を祝うとともに優れた業務改革のアイディアを共有されました。

【総長賞】
[1] 受賞課題 「RPAを利用した近距離旅費自動計算から振込処理まで及びPADを利用した就労管理システム勤務表らくらくチェック​」
受賞者 近距離業務ツール作成チーム/勤務表らくらくチェック作成チーム
取組内容 Excel VBAとPower Automate Desktopを組み合わせて近距離旅費の経路・費用検索、決裁用資料の押印までを自動化。同じくPower Automate Desktopを用いた勤務表の要確認箇所の自動チェックツールを作成し月末に集中する勤務時間管理員の負担軽減を実現。生成AIを活用することで専門知識なしでVBAを構築。
【理事賞】
[1] 受賞課題 「『体験活動プログラム』にかかる業務の持続可能なDX化 -RPAと共通IDを活用した学生管理の実現による効率化とエラー排除」
受賞者 本部社会連携推進課体験活動推進チーム(体験活動プログラム担当)
取組内容 大量の申請書式により学生・職員双方にとって大きな負担となっていた応募手続きを、Microsoft FormsとPower Automateを用いて簡略化。共通IDをキーにして各情報を紐づけることで反復した情報入力や手動転記による人的ミスを無くし、ChatGPTを用いて一切RPAに触れたことのない職員でもシステムに触れることができるマニュアルも整備。
[2] 受賞課題 「日光植物園のD&I宣言~植物園全体の業務から私たちの『出来る』を見つける」
受賞者 大学院理学系研究科附属植物園日光分園環境整備チーム
取組内容 植物園環境整備チーム(障害者雇用チーム)における「出来る」作業を一歩一歩着実に拡大。スタッフ一同が常に改善へのアンテナを張り「こうだったらいいのに」という何気ない意見も即実行。作業の正確さ・丁寧さが認められていき、「守られるチーム」から「頼られるチーム」となることで障害者への固定観念を払拭した。

業務改革総長賞授与の様子
安田講堂における総長賞授与の様子

安田講堂にて講話をする藤井総長
お祝いの言葉を述べる藤井総長

受賞団体によるプレゼンテーション(理事賞 藤井氏によるプレゼン)の様子
プレゼンテーションの様子(理事賞 体験活動推進チーム 松井氏)

アクセス・キャンパスマップ
閉じる
柏キャンパス
閉じる
本郷キャンパス
閉じる
駒場キャンパス
閉じる