東京大学経済学部創立百周年記念講演会を開催

令和2年2月20日（木）午後3時より、国際学術総合研究棟地下1階第5教室において、東京大学経済学部創立百周年記念行事の一環として米カリフォルニア大学バークレー校教授のエミ・ナカムラ氏にご登壇いただき、記念講演会が開催されました。講演会には国内の経済学者を中心に約270名の方々にご参加いただきました。



冒頭では、渡辺努経済学研究科長より、40歳以下の米国の経済学者を対象とした「ジョン・ベーツ・クラーク賞」を本年度受賞したナカムラ氏のマクロ経済学の分野における研究業績が紹介されました。その後、失業率が低下しても物価が上がらない現象に関する氏の最新の研究成果をもとにご講演いただきました。講演後の質疑応答では非常に多く方々から質問を頂き、氏の研究内容に対する関心の高さがうかがえました。




その後、午後4時20分より1時間、ナカムラ氏、日本銀行金融研究所長の関根敏隆氏、ゴールドマン・サックス証券日本経済担当チーフエコノミストの馬場直彦氏、渡辺研究科長の4人による日本の金融政策をテーマとした公開討論会が行われました。



引き続き行われた懇談会では、日本銀行副総裁の若田部昌澄氏よりご祝辞を頂戴し、また出席者の間で活発な意見交換が行われ、盛会のうちに終了いたしました。



経済学研究科・経済学部では、今後も経済学部の知の蓄積を生かした様々なイベントを開催していく予定です。