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「柏の葉、新たなステージへ~地域連携、社会貢献に向けて~」を開催 新領域創成科学研究科2023年度第2回公開シンポジウム

掲載日:2024年4月18日

2024年3月25日(月)、大学院新領域創成科学研究科主催による2023年度第2回公開シンポジウム「柏の葉、新たなステージへ」を柏の葉カンファレンスセンターおよびオンラインによるハイブリッドにて開催いたしました。

今回は、2023年12月に開催した第1回に続く第2回目として、柏の葉エリアを中心とした地域振興、社会貢献をテーマに、「スタートアップエコシステムを産業・経済へのエコシステムにつなげ、柏の葉エリアを中心とした地域を活性化していくこと」について議論を行いました。当日は、学内外から合計178名(会場参加:65名、オンライン参加:113名)の参加がありました。
徳永朋祥研究科長の開会挨拶の後、基調講演として、柏の葉で新技術を創生し国際的に事業を展開するナノテック株式会社の中森秀樹代表取締役社長より「柏から世界へ 新技術発信拠点カーボンバレー構想」というタイトルでご講演いただきました。
続くパネルセッションでは、3つのテーマで話題提供・ディスカッションを行いました。
テーマIでは、「スタートアップのコミュニティづくり」と題し、地域振興を意識したイノベーションを興す人と人とのつながり、柏の地の風土・雰囲気にふさわしいスタートアップ文化の醸成等について、テーマIIでは、「スタートアップ・エコシステム」と題し、グローバルな視点から組織を超えたタレント(人材)の流動化とインタラクションにより、地域のポテンシャルをどのようにつなげ、より魅力ある知と産業の創出拠点形成を行うか等について、テーマIIIでは、「新産業創造と産業集積を目指して」と題し、柏の葉エリアを中心とした新技術の開発、バイオ産業の拠点化など、ライフサイエンス分野の盛り上がりと目指す期待成果等について、産業界、アカデミア、自治体、公的団体の各方面からそれぞれのテーマでご登壇いただきました。
最後に、総合討論・まとめとして、これまでの議論を振り返り、コミュニティづくりの考え方、エコシステムの捉え方から具体的な施策のあり方など、様々な視点からセッションの講評を行いました。
パネルセッションには、株式会社アルガルバイオ、アステラス製薬株式会社、柏市、国立がん研究センター、CIC Japan/CIC Toranomon、日本貿易振興機構(ジェトロ)、東大柏ベンチャープラザ、東葛テクノプラザ、株式会社Pale Blue、三井不動産株式会社よりパネリストをお招きしました。

閉会後に開催した意見交換会には多数の方々にご参加いただき、今回のテーマのひとつである「コミュニティづくり」の第一歩として、活発な交流が行われました。

事後のアンケートでは、回答者のほぼ全員から、とても満足、まあまあ満足との評価をいただきました。

本シンポジウムは、三井不動産株式会社およびGreater Tokyo Biocommunity(GTB)よりご後援いただきました。
ご参加くださいました皆様、ならびに開催にあたりご協力いただきました皆様に感謝申し上げます。

 
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開会挨拶 徳永 朋祥 東京大学大学院新領域創成科学研究科 研究科長
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基調講演 中森秀樹氏 ナノテック株式会社 代表取締役社長
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セッション テーマI 【スタートアップのコミュニティづくり】
左から:山本峰雄氏(東葛テクノプラザ、佐々木悠祐氏(三井不動産株式会社)、馬田隆明氏(東京大学FoundX)
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セッション テーマII 【スタートアップ・エコシステム】
左から:加々美綾乃氏(CIC Institute)、澤田佳世子氏(日本貿易振興機構)、
浅川 純氏(株式会社Pale Blue)
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セッション テーマIII 【新産業創造と産業集積を目指して】
左から:菅原岳人氏(東京大学産学協創推進部)、志鷹義嗣氏(アステラス製薬株式会社)、土原一哉氏(国立がん研究センター)、木村 周氏(株式会社アルガルバイオ)
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総合討論・まとめ
左から:野村俊之氏(三井不動産株式会社)、原田憲一氏(東大柏ベンチャープラザ)、北村崇史氏(柏市)、渡部俊也氏(東京大学)
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閉会挨拶 割澤伸一 東京大学大学院新領域創成科学研究科 副研究科長

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