JDCat(人文学・社会科学データカタログ)へのデータ追加公開

このたび、東京大学(史料編纂所・社会科学研究所)が日本学術振興会(以下JSPS)より中核機関として受託している「人文学・社会科学データインフラストラクチャー強化事業」において、拠点機関である独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所(以下奈良文化財研究所)の木簡データ30,075件をJDCat(人文学・社会科学データカタログ)より公開しました。
JSPS「人文学・社会科学データインフラストラクチャー強化事業」では人文学・社会科学のデータ共有、利活用を促進するデータプラットフォーム JDCat の充実・強化を図り、研究者がともにデータを共有しあい、国内外の共同研究等を促進することを目指しています。東京大学史料編纂所・社会科学研究所は2023年度より本事業の中核機関を受託し、システム連携機関である国立情報学研究所(NII)や、拠点機関・関係機関と連携し、事業を進めてまいりました。
奈良文化財研究所は文化財を総合的に研究するための機関であり、文化財の保存・修復、整備・活用の研究など、文化財の学際的、総合的な調査研究に取り組んでいます。また30を超えるデータベースより多様かつ大量の文化財情報を発信しています。奈良文化財研究所の木簡データを含め、JDCatは60,000件を超える研究データを公開するに至りました。東京大学は本事業の中核機関として、人文学・社会科学に関する研究データの総合データカタログを充実させるとともに、さらに人文学・社会科学データ利活用の促進を先導していきます。